2013年12月10日火曜日

OSX ServerでiPhotoライブラリを共有してみる

先週デザイン会社のチーフマネージャーからの依頼で、自分が撮りためたiPhotoライブラリ(iPhoto '11)のライブラリを事務所スタッフと共有したいとの事だったので、社内で運用しているOSX Server(Mountain Lion)の共有ボリュームに引っ越しさせて共有させてみた。

Appleの公式ドキュメントによれば、所有権を"無視"した外部ボリュームを用意してそこでライブラリを共有する事を勧めている。
iPhoto:複数のユーザでライブラリを共有する
この"所有権を無視"ってのは重要で、OSXでは昔(OS9以前)のように簡単にファイル共有ができないので結構パーミッション絡みでトラブる事が多い...。

今回はその為だけに専用のHDDを用意するのももったいないって事で、既にファイルサーバー用に用意してある既存のRAIDドライブに専用の共有ポイントを作成して設置してみる事にした。

一応スタンドアローンのMacと違ってOSX Serverで運用しているので共有ポイントを詳細な条件で運用するのはかなり楽ちん。
外注さんとデータのやり取りしているため一応インターネット側からもアクセス出来るサーバーなので、問答無用で共有するわけにも行かない。

取りあえず依頼者のアカウントを"オーナー"にして、デザイン部署のスタッフグループに「読み・書き」権限を与える。その他は"アクセス不可"にして共有ポイントを作成。
あとは個人の端末(MacBook Pro)からサーバーの共有ポイントへ接続して"~/ピクチャ/"以下にある"iPhoto Library"を丸ごとコピー。
データの移行後端末のiPhotoを"Option"キーを押しながら起動してサーバーの共有ポイントに置いてある"iPhoto Library"を指定。

無事サーバーに移行した"iPhoto Library"でiPhotoが起動する事を確認した。
懸念していたレスポンスもギガビットスイッチでLANが組んである為か、意外とストレス無く写真を閲覧できます。

ただ問題なのがライブラリのサイズで、250GB近くあってiPhotoの起動に1分近くかかります。(^_^;;;
これはローカルHDDに置いてある時でも同じくらい時間がかかるのでネットワークボリュームのせいでは無いのだが、多分iPhotoの起動時にライブラリのチェックに時間を要しているのだと思います。

その後個人の無事運用は出来ているのだけれど、2度ほど「iPhoto ライブラリがロックされている...」云々のアラートが出て、iPhotoが起動出来ない現象が発生した。
当然iPhotoライブラリは複数同時アクセスが出来ないので、誰かがライブラリを開くと当然ロックがかかって他の人は開けなくなるのだが、まだ他のスタッフには共有の事実も伝えてないし、実際に誰かが開いている状態でもなかった。

iPhotoを異常終了させても同じような現象になるのだろうけど、本人曰く「ちゃんと終了させてる」との事なので、今のところ原因が掴めていない。

めんどくさいので"iPhoto Library"内に作られる"iPhotoLock.data"ってのを"rm"コマンドでサクッと消しちゃってますが、頻繁に起こるとなると困った事になります...。

しかしなぁ、こんな巨大なライブラリ、多分スタッフは閲覧したがらないと思うよ。w


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