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2016年5月27日金曜日

2016年 スポーツスター ユーザー車検 (本番)


2年なんてあっという間ですね。
前回までの車検でコツはつかめているのでさくっと整備して1ラウンド目に予約して持ち込みました。

申請手続きして検査棟へ行った時には既に長い列ができていたため、1時間ほど行列に並んで15分の検査。(月曜日は混むのかな?)
10時前には新しい車検証とステッカー受け取って帰宅しました。

【車検の要領は以下の過去記事を参照下さい。】

あと今年だけのネタを少し...。

まず前回の車検後すぐに取り付けたビキニカウルの為にヘッドライトの固定ボルトを交換しています。
出来るだけ光軸が狂わないように注意を払って取り付け作業を行いましたが、こればかりは測定してみないとなんとも判断できません。

いつものテスター屋さんへ入って光軸調整を依頼。
その場でM6ボルトを3本外してカウルだけ外し、ステーはそのままで作業してもらいました。

ステーがあるせいでソケットレンチが使えないためかテスター場のお兄さんちょっと手抜き。
ナットも緩めず、いきなり"掌底打ち"で左右の振り調整。w
その後「もうちょっと後ろに座れる?」との指示で着座位置を少し後にずらす。

お兄さん:「OK、大丈夫。」

で、終了。www

ま、「カウル取り付け時にほとんどズレていなかったんだな...」と、自分を納得させてテスター代を支払う。
再度、カウル取り付け直して検査上へ引き返す。


事務所で手続き済ませ検査棟へ行くと結構長い行列。
陸運支局着いた時点で検査棟前にバイク停めておけば順番的には早く並べるのですが、事務所と検査棟が結構な距離なので歩くのが億劫になって毎回こんな状況です。


目視チェックを済ませ、入り口の排ガス検査機をクリア。
その後検査官が寄り添ってスピード、ブレーキ、光軸のテスト。

スピード測定はしっかりメーターをガン見されました。

全て一発OK。

先に合否判定のスタンプ機のところで待機していた検査官のおじさんに検査票(OCR)を手渡すと差し込んでスタンプ押してくれたのですが、これが読み取れないほど異常にインクが薄い。

検査官:「うっすいなぁ!
検査官:「・・・・」(メガネを外してすごく近づけて検査票を見る)
検査官:「うっすいなぁ!
検査官:「・・・・」(検査票を傾けたり、光の当て方を変えて検査票を見る)
検査官:「うっすいなぁ!

三回もスタンプの"薄さ"を絶叫する検査官。www

結局自前の手動スタンプを押しなおして無事書類は完成しました。
今回の検査費用は以下のとおり。

  • 自賠責保険料:13,640円(→)
  • 自動車重量税:4,600円800円↑
  • 自動車審査料:1,700円(→)
  • OCR検査シート:25円(→)
  • テスター料金:1,080円(→)

  • 合計:21,045円

重量税の値上げ(800円)もさることながら、今年は自動車税の4,000円→6,000円の値上げが痛かった。

うちのスポーツスターもとうとう13年落ちにになりました。
今後お役所のどんな仕打ちが待っているのか戦々恐々です。

2014年6月10日火曜日

スポーツスターと「排ガス規制」

今回の車検も無事通ったところで、改めて「排ガス規制対策」に対する考察。
あくまでもキャブ車(純正CVキャブ)での「平成11年排ガス規制」に関してだけの考察です、改訂後のさらにキツーい排ガス規制やインジェクション化後の車体には触れませんのであしからず...。


うちのスポーツスターは、2003年製でXL1200Sの最終モデル。
平成10年から250cc以下のバイクで始まった「排ガス規制」は平成11年には250cc以上の小型二輪自動車にも適応されることになり、当然うちのXL1200Sは「平成11年排ガス検査」適応車両となっています。

二輪の小型自動車(大型バイク)「平成11年排ガス規制」では
CO:4.5%以下
HC:2,000ppm以下
の数値をクリアしなければなりません。
ちなみに、平成17年以降大幅に見直しされた「平成19年排ガス規制」での値は
CO:3%以下
HC:1,000ppm以下
となっています。
(ここでほぼキャブ車は絶滅する運命となったようです...)

まぁ、年々規制が厳しくなって行くのは時代の流れでどうにもならないので、うちのスポに永遠に付きまとう「平成11年排ガス規制」についてだけまじめに考えます。w

1996年に発表されたXL1200S(SportSter Sport)は1998年からツインプラグ化(燃焼効率の向上)され、よりいっそうスポーツ性能を高めたモデルになりました。ただ、基本的な構造はそのまま(多分)に2000年以降のモデルでは「排ガス規制」に対応するためのセッティング変更が施されているようです。

実際「排ガス規制」の検査って一番燃焼効率の悪いアイドリング時に計るので、メインジェットのサイズを小さくしたからといってどんな効果があるのか解らないけれど、たぶんミクスチャーなども締め込まれてガソリンの供給は薄目にセットされているのは間違いないと思われます。

他の年式のミクスチャセッティングがわからないけれど、2003年式XL1200Sのノーマルセッティングは以下の通り。
メインジェット:#185
スロージェット:#42
ミクスチャー:全閉から「1-1/8回転」戻し
スポーツスター独特のマフラーは、サイレンサーにはなっているけれど触媒は入っていません。結局は燃調だけで「平成11年排ガス規制」をなんとかクリアしているため、全て純正状態にしても排ガスの数値は合格ラインギリギリでなのです。

純正のキャブセッティングで、ちゃんと発火すれば、間違いなく"CO"(一酸化炭素)の値はクリア出来ます。(メチャクチャガスが薄いですから...w)

ただ問題は"HC"(ハイドロカーボン=炭化水素)で、これはガスが薄過ぎても数値が上がるそうで、「理論空燃費」を越して酸素率が高まっていくと今度はガソリンが発火できない状態に陥ってしまう。
当然失火した状態が発生すると、生ガスが排気されるので当然"HC"濃度が急激に上がってしまうという理屈。


かといってガソリン濃度を濃くすれば"CO"の値が上がってしまうので、対策としては混合比はそのままに「アイドリング回転数を上げてガソリン量を増やす」という戦法を使います。

要は「完全燃焼」されせば"HC"の値は落ち着くのでエンジンが安定して燃焼する回転数までアイドルスクリューで上げちゃえば良いのです。

実際にテスターで測定しながら数値を見てみると、1,000rpm以下の回転数では3,000ppm以上の値を示している"HC"の値も、アイドルスクリューを徐々に締め込んでいくと1,500rpm位で2,000ppmは余裕でクリアし、2,500prmぐらいまで上げると1,000ppmも切るくらいに下がってきます。(ハーレーでアイドリング2,500prmはキツイけどね...)

ユーザー車検時の「排ガス規制」対策としては、「"CO"値を余裕でクリア出来る所まで薄目に振って、あとはアイドリングの回転数で"HC"値をクリアする。」って方法をとればそれほど悩む必要はなさそうです。

【以下参考にさせてもらったサイト】
排気ガステスタの活用方法パート I」(一般社団法人 大分県自動車整備振興会)
車検 排ガス HC CO 調整の傾向と対策」(Lakehill-Garage.com)

2014年5月28日水曜日

2014年 スポーツスター ユーザー車検 (本番)

事前点検で排ガス(HC)の値だけがクリア出来ていない状況だったけれど、本日の1ラウンドに予約を入れていたため早朝から岐阜運輸支局まで出っ張ってきました。

何はともあれ、不安を払拭するため「杉山自動車(テスター場)」さんへ直行。
定番の「光軸」と、リアタイヤが初めての"ミシュラン コマンダー"だったので念のため「スピードメーター」測定。
あとは懸案の排ガス数値測定。

担当してくれたお兄さんは慣れた手つきであっという間に「光軸」を合わせてくれて、続いてスピードメーターもメーター読み"40km"ドンぴしゃでブザーが鳴る。

バイカーの「排ガス検査」依頼がよほど無いのか、

兄さん:「え?このバイク排ガス検査あるの?」
オイラ:「平成11年排ガス規制クリアしないと車検通らんのです...」

といった会話を交わしたあと、テスターのプローブを挿入。w
やはり"CO"は3%程しか上がらないが、"HC"の値はぐんぐん上がっていく。
メーターを見つめながらお兄さんがおもむろに

兄さん:「このバイク、アイドリング上げられる?」

と、聞いてきたので、待ってましたとばかりにアイドルスクリューを締め込んでいく。
2,000回転ぐらいまでアイドリングを上げたところで

兄さん:「バイクの検査基準値知らんけど、これなら十分通るよ」

との事。テスター覗き込むと900ppm代の数値になっている。自動車の規制値が"1,200ppm"なので、そこをクリアするようにアドバイスしてくれたようだった。

ここ二日ばかりもやもやしていたものがこれで一気に晴れた。これなら楽勝で検査をクリア出来る。事務所の窓口でテスター代「1,080円」を支払って、ルンルン気分で岐阜陸運支局へ向かう。

正直2,000回転なんて、普段街乗りしている時の回転数だ。ww
さすがにアイドリングの時から2,000回転も回してると鬱陶しすぎるので、1,500回転まで落として検査を受けることにした。(1,200回転以上回せば2,000ppmはクリア出来そうだったが、余裕無いのも怖いのでね)

継続検査の書類一式を購入すべく"自動車会館"の「10番窓口」へ向かったものの、まだ事務窓口が開いていない...。orz(窓口業務は8:30からなのだが、この時点で8:25分)
数分待って「書類一式」と「検査費用(印紙)」を購入し、隣の「11番窓口」で「重量税(印紙)」を支払う。

その後「陸運支局」の建物に入って書類の記入を済ませ「8番窓口」へ提出。
(詳しい事務手続き内容は「2012年 スポーツスター ユーザー車検(本番)」をどうぞ)

全ての書類にハンコをもらっていざ検査レーンへ。


窓口も一番最初だったし、かなり早く検査レーンへ入れるかと思いきやすでに数台のトラック&バイクが並んでる。(′Д`)
しかもこの時点で8:50分、検査が始まるのは9:00から...。
結局検査レーンに入れたのはそれから30分ほど経ってからだった。

検査棟前で今回もしっかりメジャー測定されました。
入ってすぐ排ガス検査。念のため「空ぶかし数秒」後プローブ挿入。CO,HC共に「○」
続いてフロントブレーキテスト。「○」
次にリアタイヤをローラにセットしてスピードメーターテスト。「○」
そのままリアブレーキもテスト。「○」
少し前進して光軸検査機のラインに停車し光軸テスト「○」
(アイドリング上げてるせいで吹かさなくても光量もバッチリw)

検査の所要時間15分ほど。三回目にしてやっと一発合格達成です。
あとは検査棟出口の窓口でハンコをもらって陸運支局の「7番窓口」へ書類提出。

数分ほどで「6番窓口」で新しい車検証とシールが交付され全ての作業は完了です。
今回の車検諸費用は以下の通り。

  • 自賠責保険料:13,640円
  • 自動車重量税:3,800円
  • 検査手数料:1,700円
  • テスター場費用:1,080円

の、合計20,220円となりました。


三回目にしてやっといろんなコツをつかんだ感じです。
久しぶりの清々しい気持ちで帰途につきましたとさ。めでたしめでたし。

【追記】
吸気系のセッティングはノーマル状態で挑みましたが、やはりガスは異常なほど薄くなっていたように思います。
車検前夜に再点検した時に見た真っ白に焼けたプラグや、陸運支局までの往復高速走行中に感じた普段では感じない内股への熱気。


車検当日は「今年一番の暑さ」と気象情報も出てたけど、それでも5月だというのに帰宅時に見たオイルタンクの温度計は100度近くまで上がってる。(′Д`)


こりゃ太股も熱いわけだ...。
これはガスが薄すぎて高温燃焼してる状態に違いない。さっさと濃い目に燃調しないとエンジンにダメージ与えそうです。

2014年5月26日月曜日

2014車検前点検整備(4)

今週の「ユーザー車検」本番に備え、友達がやってる車屋へ「自賠責保険料」支払いに行ってきた。
2012年の保険料14,110円から13,640円に値下がりしていて、消費税増税後何もかも値上がりしていたところで、ちょっと嬉しい。w

ところがそのプチ幸せな気分をぶちこわす出来事が発生。
保険証書作成してもらってる合間に、先日のカーボンまみれのエンジンのことが気になっていたので念のため「CO/HCテスター」(排ガス検査機)で数値を計ってもらったのだが...。"CO"が5.8%、"HC"は3,000を超えてきている...。orz


ちなみに「平成11年排ガス規制」の合格基準は
CO:4.5%以下
HC:2,000ppm以下
となっていて、とても合格出来る数値じゃ無い。(T_T)

あり得ない。全て純正状態に戻ってるはずだ...。
空ぶかし数秒で生ガスを焼き切ってみてもまったく数値は変動しない。

プチパニックになりながら冷静に点検項目を思い返してみる...。

「あ〜! ミクスチャー空けたまま戻していない!! orz」

チンチンに熱くなったエンジンもさておき、純正エアクリボックスと純正マフラーの連結管のせいでまったくキャブレターにアクセスが出来ない。
取りあえず明日また測定だけしてもらう約束をして帰宅した。

2003年のXL1200Sの純正ミクスチャーは、いっぱいまで締め込んだ状態から1と1/8回転戻しの位置。
最終的なセッティングで2回転戻しの位置まで開いていたので、それを純正位置まで締め込んでみた。

【5/27追記】
果たしてミクスチャーを7/8回転締め込んだだけで、どれほど数値が改善するものか一抹の不安を覚えながら再度数値だけ測定しに出向いた。

当然お店に行く前に10kmほど走り込んで完全に温まった状態でトライ。
"CO"の値は劇的に改善して4%を切るところまで下がったのだけれど、"HC"が全くダメ。
ほとんど前日と変わらない数値(なぜ?)。

明日は車検本番だと言うのに、これは由々しき問題です...。
さて、あと半日で対策できる手立てはあるのだろうか...。orz

【5/27再追記】
帰宅後子供たちを風呂に入れて寝支度を整えたあと、夜遅くに再度点火系の見直し。w


仲間内では「メカニック博士」と慕われる同級生(旧車乗り)に"HCの値が高すぎる"相談をしたところ、「COの数値が悪くないのであれば、点火系の不調しか考えられん」との意見を聞いて居ても経っても居られず、また分解。

面倒なXL1200Sのツインプラグをタンクまで外して総点検したのだが、きれい(というより真っ白)な焼け具合で、どう考えてもプラグやコードなど、点火ミスを起こしている要因は見られない。

これはもう「ガスが薄過ぎて失火」してるって事に結論づけ、あとはアイドリング調整でクリア出来ることを祈って組み上げた。
すでに夜中の11時(w)、明日の本番に向けて不安は残ったままだけど全ての点検整備を終えました。

2014年5月25日日曜日

2014車検前点検整備(3)

来週は車検場の予約を取ってあるので今週末で全て片付けなくてはなりません、怒濤の点検整備です。

先ずは吸排気関係の社外パーツを全て取っ払い、前後ブレーキフルードのチェック。
ここしばらく燃調を濃いめに振っていたためかエキゾーストガスケット周りには酷いカーボン汚れがびっしり。

まだガスケット自体はそれ程悪くなっていなかったけれど、念のため排ガス検査を有利に通過するためにカーボンで真っ黒になったガスケットを新品に交換。

CVキャブのジェット類を全て純正状態に戻す。
メイン:#200 → #185
スロー:#48 → #42
ジェットニードルのかさ上げ:1.5mm(3枚)→ 0mm

その後車検時以外には取り付けられた事の無いピカピカの純正マフラーとエアークリーナボックスを取り付け。

ついでの「念のため」でタンデムベルトを「二人乗り仕様」の基準を満たすために取り付け。


昨年の8月以来(2,500km)のオイルと前回の車検時以来のミッションオイル(8,300km)も交換。
エンジンオイルは今までずっと100%化学合成油を使い続けてきたけれど、ブローバイの吹き返しなどが結構醜いのでオイルフィルター交換ついでに"レブテック"の「半化学合成油」に切り換えてみた。


エンジンオイルはかなりの汚れようで、真っ黒けだったがまだ粘度は残ってた。
ミッションオイルに関しては結構"透明感"もあって「まだ行けたかな?」な感じだけれど、ドレンプラグに付着した大量の"スラッジ"を見ると、定期的に交換するのも悪くないと思います。


後はユーザー車検の書類といっしょに提出する「点検整備記録簿」の項目に沿って細かなところまで測定や清掃を行いチェックしていく。
ブレーキパッドは昨年eBayで購入済みだったけれど、まだ2.5mm程の厚みがあったため今回は時間の都合上見送り。(整備マニュアルでは1.6mm以下の場合「交換」となっている)

タイヤは前後とも交換したばかりだけれど、「点検整備記録簿」に"溝の深さ"の記入欄があるため実測して記入。

これにて車検前点検検整備は完了です。
あとは本番を迎えるだけなんだけど、なんとなくエンジンに付着した大量のカーボンが気になるところ...。(燃調が濃いまま「フューエルワン」使ってても意味なかったかも...)

2014年5月22日木曜日

2014車検前点検整備(2)

懸案だった「奈良ツーリング」も無事走り終え、いよいよ本格的に車検の準備に取りかからねばなりません。

先ずは「自動車税」の納税と「自賠責保険」の継続加入です。
前回(H24年)の保険料は前々回より少しだけ値上がりして"14,110円"(24ヶ月)でした。

平成25年4月1日にまた保険料の改訂があって全体では平均13.5%の値上げだったものの、小型二輪(251cc以上)に関してだけは異例の値下げとなって、今年の自賠責保険料は"13,640円"(24ヶ月)で済むようです。

これもバイク乗りの走行マナーが優秀であったたまものかと思われます。(事故が多発して保険の支払いが多くなれば負担金も増えますのでね)

今後も保険料が上がらないように無事故(無違反)を心がけていきましょう。ww
ただ、250cc以下の"軽二輪"では自動車と同じく値上げとなっていますのであしからず...。

ちなみに「自賠責保険」の再加入には「車検証」と現在加入中の「自賠責保険証明書」が必要です。
保険の満了日は車検の満了日と一緒なのだが、車検が失効するのは24時に対して保険の失効は12時との事。(なぜにそんな仕組みになってるのか疑問ですが...)

もし無保険で車両運行してしまったりすると...
たとえ事故を起こさなくても、自賠責保険(共済)に未加入で運行した場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金、自賠責保険(共済)の証明書を所持していなかっただけでも30万円以下の罰金が科せられます。 また無保険での運転は交通違反となり違反点数6点が付され、即座に免許停止処分となります。 (国土交通省のページより引用)
という厳しい罰則があるようなので要注意です。
自賠責保険(共済)の証明書を持っていなかった場合でも「30万円の罰金」になるそうなんだけど、スポーツスター乗りの皆さんはどうやって携帯してるんでしょ?

2014年5月16日金曜日

2014車検前点検整備(1)

月末のスポーツスターの車検に備え、ぼちぼち点検整備を始めます。

2012年のユーザー車検でまさかのハンドル巾が引っかかり「構造変更」扱いとなった事でそれまでの車検満了日より数日短くなってしまったために、前回まで6月の第一週に受けていたのが5月に出向くことになってしまいました。

通常満了日1ヶ月前から車検を受ける事が出来るのですが、車検満了日は変わりません。
ただ「構造変更」などを行うと、"継続"ではなくなってしまうため検査を受けた日が新しい"満了日"となってしまうのです。(ちょっと損した気分w)

ミッションオイルとガスケット&シール類はストックがあるので、今回は昨年8月以降交換していないエンジンオイルとフィルターを手配。

残念な事にうちのスポーツスターは「H11年排ガス規制」対象車のため、排ガス検査をクリアせねばなりません。前回の車検時にもお世話になった"ワコーズ"の「フューエルワン」を添加して少しでも有利に通過できるように策を講じます。

オイル類と一緒に通販しても良かったのですが、ポイントがかなり溜まっていたオートバックスで入手しようと出向いたのですが、なんと地元のオートバックスでは取扱がありませんでした。(フューエルワンどころか、"ワコーズ"の商品は何も置いていなかった...orz)

ケミカル系ではメジャーなブランドだし、どこにでも置いてある物かと思ったらそんなこともないんですね。(調べてみるとオートバックスでも取扱ってる店舗はあるらしい)

3.3ガロンタンクのスポーツスターだと、フューエルワン1本(300ml)を使い切るには4回ほど満タンにしなければなりません。

今週末予定のツーリングでしっかり洗浄してくる予定です。


2012年6月6日水曜日

2012年 スポーツスター ユーザー車検 (本番)

なんとしても雨降りだけは避けたいバイクのユーザー車検。w

今回は台風3号が最接近するとの最悪な予報が出ていて、つい前日までどうなることかとやきもきしていたのだが、結局台風3号はかなり南側を通過して行き、ほっと一安心。

前回の車検では、余裕を持って2ラウンド目に予約していて待ちぼうけの時間が勿体なかったので今回は1ラウンド目で予約。
自宅から1時間ほどの道のりで、岐阜陸運支局に到着したのは予定通りの8:30。

1ラウンドの受付は8:45からなので、そのまま岐阜陸運支局を通り過ぎ数百メートルほど先にある"杉山テスター"という民間のテスター屋さんへ光軸調整をしてもらいに行った。

ヘッドライトは一度破損して交換しているし、ダウンステーで位置を変更している事もあって、とても自力で検査通せるような調整は出来ないので素直にプロに任せます。

基本テスター屋さんではバイクの光軸調整だけでの料金設定はないと思われるので、前回1発で合格しなかったスピードメーターと排ガス検査(特にHC値)も見てもらった。

ブリジストンのBT-45Vは前回車検時に装着していたCoker/Beckのような純正タイヤより大きな物ではないのでメーター読みどんぴしゃでいけそうだったし、【PR】ワコーズ(WAKO'S) フューエルワン"のおかげか前回引っかかったHCの値もまずまずの数値だった。

試しに前回検査員から教わった「空ぶかし数秒」を行ってみると、余裕の数値で落ち着く事が確認できたので、試験棒挿入前のは空ぶかしはかなり有用だと思われる。
事務所で1,050円のテスター代を支払い試験場へとんぼ返り。

横並びに建っている右側の背の高いビルが"岐阜県自動車会館"で左側の背の低い建物が"岐阜陸運支局"。連絡通路で繋がってます。

まず"自動車会館"に入って10番窓口で"継続検査"の書類一式(25円)を購入し、検査料(1,700円)を支払い、"自動車検査表"に貼り付けてもらう。(と、いうより貼り付けてくれる)
本来隣の11番窓口で"自動車重量税"を支払い、"納付書"に印紙を貼り付けてもらうはずなんだけど、今回は10番窓口で"自動車重量税"(3,800円)も一緒に徴収され、全ての書類をまとめて渡された。(ユーザー車検だからかも...)

書類一式を入手したら連絡通路を通って陸運支局側へ移動し、窓際の筆記台で記入見本を見ながら全ての書類に書き込んでいきます。見本通りに書くだけなので特に迷うようなこともないです。

検査申請書(継続)
自動車重量税納付書 
 自動車検査表(継続)

気を付けるとすれば、OCRシートは鉛筆での記入、その他の書類はボールペンと、書き分けないといけない事。自分はいつも"シャーボ"を持参するけど、筆記台に全部揃っているので持参する必要も無いです。あと、一枚だけ署名に捺印が必要なのでハンコも持参します。

申請に必要な書類は
  1. 検査申請書/継続(OCRシート)
  2. 自動車検査表/継続(兼 検査依頼書/手数料納付書)
  3. 自動車重量税納付書
  4. 現時点の自動車検査証
  5. 自動車税納税証明書
  6. 自賠責証明書(今回支払った物と前回分の2通必要)
  7. 点検整備記録簿
  8. 検査予約申込みのメールをプリントした物(※)
となり、一式揃えて8番窓口へ提出。※インターネットで検査予約入れてある場合は予約通知のメールをプリントしていくと良いです。予約番号を聞かれます。
一通り書類を確認されて(間違いがあればその場で訂正してくれる)、ハンコ押してもらって返してもらいます。

この時あると便利なのはA4ファイルが挟めるクリップボード。
書類一式を検査官に渡したり、検査表をスタンパーに挿入したりと煩雑な作業を繰り返すのだけれど、バイクの場合どうしても両手の操舵が必要になるので、書類を口に咥えているしか保持できなくなってしまう。
ハンドル等につり下げられる紐付きクリップボードであれば最強です。ちょーお勧め。

その書類一式を持っていよいよ検査場へ移動。
陸運支局の東側、少し離れた場所に検査場はあって陸運支局の横からぐるっと反時計回りに進んでいくと検査ラインへの入り口へたどり着きます。
岐阜陸運支局の場合、バイクの検査ラインは大型トラックと同じ5番なので、敷地の一番外側にそって進んでいけばOK。

今回この時点で9時25分、前回は2ラウンド目(10:30〜)で予約入れため、検査場入り口で待ちぼうけくらいましたが、今回は既にトラックの長い行列が出来ていて、結局検査ラインに入るまでに20分ほどかかってしまった。

検査場入り口の停止線へ止めると柄の長〜いハンマーを持った検査官が車体外観の検査をします。バイクの場合だとまずフロント側から、「は〜い、ライト付けて〜、遠目〜、ウィンカー右〜、左〜、ホーン....」といった感じで保安装置の操作を一通り指示されて実行。
その後フレームやエンジンの車台番号やマークを確認されて外観検査完了...。と、なるはずだったのにまさかのメジャー測定。(((((( ;゚Д゚)))))

純正ハンドルとほとんど同じ高さのエイプバーは車検証の車巾より5センチほど広いということで再検査(測定検査送り)扱いに...。orz

前回20センチ以上低いハンドルでもスルーだったので、ほぼノーマルと同じスタイルのエイプバーなら問題ないと思っていた。まったくノーマークだったのでショックは大きかった。(T_T)
※車検規定では車検証の数値プラスマイナス2センチだそうです。(高さはプラスマイナス4センチ)

ちなみに、車幅はハンドルバーの巾ではなく、ブレーキレバーとクラッチレバーの先端を計られます。(ハンドルの巾だけなら余裕で入ってるんだけどね...)
ただ、外観検査不合格で失格というわけではなく、そのまま検査ラインに入って機構検査は続行します。

まず、2000年以降のバイクは"平成11年排ガス規制"対象となっているので、入り口入ってすぐ左にある排ガス検査機の横に停車させます。念のための数秒空ぶかしでエンジン内の余分な物(生ガス等)を排除しておき、検査機の「測定」ボタンを押した後検査プローブをマフラーに突っ込む。

1分弱ほどの測定時間で検査機のパネルに合否判断(○×)の○が表示されて、合格。
検査機の左側にあるスタンパーに"自動車検査表"を矢印の通りつっこみ、合格のハンコをスタンプしてもらう。

その後バイク用のセンターラインに沿って車体を進めるのだが、前回の車検時には設置してあった検査機の入り口横の「ライト:1灯 or 2灯」「スピード検知:前輪 or 後輪」の選択パネルが見当たらない。

その代わり検査官が横にぴったり張り付いて全部操作指示してくれたんだけど、もしかしてバイカーのユーザー車検者が多くなってスムーズに流れなくなった為に仕組みを変更したのかもしれない。(?)

それはさておき、検査機にフロントタイヤをセットしてまずフロントのブレーキテスト。
右斜め前方にある掲示板の指示に従ってブレーキング。合格表示。
次に少し前進してリヤタイヤをセット。掲示板の指示でリヤブレーキを踏んでリヤブレーキテスト。合格表示。

次に掲示板の指示に従いニュートラルへ入れ、左側の床面にあるスイッチを踏む。
すると徐々にローラーが回転しだしてリヤタイヤを回します、スピードメーターが40kmを指したらスイッチを離す。合格表示。(今回は検査官が一緒にメーターを覗き込んでいたので外径の違うタイヤを履いてて、メーター読みで誤魔化そうとしても駄目だったでしょうねw)

ローラーのテストが終わると2〜3mほど先へ進み「ヘッドライト位置」と書かれたラインにヘッドライトの面を合わせます。
位置決めしたら指示パネルの表示に従い左側の床面にある光軸テストのスイッチを踏む。

するとタイヤがクランパーで固定され、右側から光軸測定器がバイクの前に移動してきて測定をし始めます。
注意することはハイビームにする事と、古い年式のバイクはバルブの光量が足りないことがあるので、最初からアクセル開けて光量を確保すること。(検査官もそう言って指導してくれます)
測定完了すると掲示板に合否判断が出て、見事全項目一発合格。
そのまま数メートル先のトラック用ピットの右側に設置してあるスタンパーに"自動車検査表"をつっこみ「ブレーキ、スピード、光軸」の合否結果をスタンプして検査完了。

本来これで全て完了で、検査ライン出口にある窓口でハンコをもらって陸運事務所へ戻るところなんだけど、今回車幅でケチがついてしまったので検査官の指示に従い、検査場隣にある「測定」棟へ移動。(もう一度ぐるっと外回りして入場します)

ここで精密な測定器を使って車寸を測定されます。
"車幅"で引っかかったので、ハンドルの巾だけ測定されるのかと思いきや、車検証に載っている"重量"や"タイヤサイズ"など、あらゆる箇所を測定し直されます。(((((( ;゚Д゚)))))
(オイラは特に引っかかるような改造していないので車幅の記載変更のみでOKでした)

ただ、一番最初に購入した"継続検査"用のOCRシートでは申請できなくなってしまう為、再度自動車会館の10番窓口に戻って構造変更申請手数料の300円を支払い、"構造変更"用のOCRシート(25円)を再購入するハメとなりました。(^_^;

購入し直したOCRシートへ測定結果を基に変更のある項目だけ新しい数値を書き入れ全ての書類と一緒に陸運事務所の8番窓口に提出します。(自分は真面目に全項目写し書きして消されました。w)
書類に不備がないか最終チェックされ、2番窓口に提出するよう指示され、ハンコをもらって返却されます。(以前検査証交付の受付は5番窓口だったのだが、二輪車だけ2番で専用窓口になってました)

2番窓口に書類を提出して数分。発行された新しい車検証とナンバー用ステッカーを受け取って全て完了です。
構造変更申請と測定に時間を取られた為、予定より30分ほど余分にかかって1時間以上を費やしてしまった。(T_T)

まぁハンドルなどの変更しても意外と簡単に手続きできる事が判った事は逆に勉強になって良かったかも…。www
車検に持っていく前にウダウダ悩むより、持っていって駄目なら300円払えば"構造変更"で済むって事です。(違法改造とかは問題外だけどね)

岐阜陸運支局を後にしたのは10時50分、10時くらいまでに済ませる予定が大誤算。ww
ま、台風が最接近していた日にすがすがしい晴れ空となったし、プチツーリング気分で1時間ほどの帰途へついた。

帰宅して最終仕上げ。ナンバープレートから古い車検シールを剥がして新しいシールに張り替えます。このシール以外と強烈で、毎回剥がすのに苦労します。(シール剥離剤とかあれば簡単なんだろうけどね)

最終的にかかった費用は
  • 自賠責保険料:14,110円
  • 自動車重量税:3,800円
  • 検査手数料:1,700円
  • 構造変更申請料:300円
  • 申請書類(追加分含む):50円
の、合計19,960円となりました。

次回こそ1時間以内クリアを目指して頑張る!!

2012年6月3日日曜日

2012車検前点検整備(5)

いよいよ今週車検場へ持ち込む予定なので怒濤の最終点検整備作業。

先ずは吸排気系を全部ノーマルに戻す。
前回の燃調でスロージェットだけは純正の#42に戻してあったので、メインジェットも純正の#185に落とし、エアークリーナーとマフラーも純正のものに付け替えた。

マフラーの交換に際しては前回の車検時以来交換していなかったエキゾーストガスケットの交換と、錆び錆びになっていたリテイニングリングを取替。

このHD純正タイプのエキゾーストガスケット毎回取り付けるのに結構苦労する。
口元さえ均等に入り出せば後は楽なんだけど、最初の差し込みがかなり苦痛。orz
何か簡単に挿入する良い方法は無い物ですかね?

純正マフラー装着した後騒音計で音量を測定してみたんだけど、1,000回転のアイドリング時で92〜93dB、スロットル捻って空ぶかししてもMax98.5dB程で完全に車検対応値(当たり前だけど...)

あと、フロントはハンドル交換などで何度か換えてるが2年間換えていなかったリアのブレーキフルードの交換。
茶褐色に変色していたモーターファクトリーのフルード(DOT5)は、透明な紫色に復活。

オイル交換ついでに、ブリーダーを"スピードブリーダー"に交換。
逆止弁が内蔵されている為、いちいちバルブ締めなくてもエアーが逆流してこない。ひたすらブレーキあおるだけでフルードの交換ができて非常に楽ちん。

細かい所では、「タイヤの空気圧」「タイヤ溝の深さ」「ブレーキパッドの厚さ」などを計って"点検整備記録簿"に記入し、各ボルトの緩み点検と増し締め(リジットマウントのスポーツスターでは必須項目)と、各習動部へのグリスアップ。
グリス切れはベアリングの摩耗に繋がるので要注意。

それから念のためにタンデムベルトを装着。(シッシーバーが取り付けてあればOKという話も聞くけれど、ケチ付けられても嫌だからね。)

ちょっと気になったのは、昨年4月に履き替えたばかりのリアタイヤで、サイドウォールに細かなひび割れが無数に入ってる。(製造番号は"2410"なので、2010年5月下旬頃か?)
前後とも同時購入だったけれど、フロントには発生していない。
ほんの表面に入っているかなり細かな浅い物だけど、問題無いのか心配だ。(洗車時に古いタイヤワックスを使ったことがあるけれど、それが原因なのかなぁ...)
国産の一流メーカー品が2年で駄目になるとは思いたくないけど、高速走行は何となく気持ちが悪い。

とりあえずこれでほぼ点検整備は完了。(欲を言えば洗車もしたい所だけど...)

ただ、ここに来て一番問題なのは予約の入れてある検査当日。
台風3号がかなり接近してくるらしく、今のところ雨の予報にはなっていないけれど、かなり不安定な状態で読み切れない。(T_T)

先に延ばす手もあるけれど、もうすぐ梅雨入りの予報もあってかなり悩み所です。
念のために台風通過した後の予約も取っておいた方が良いかな...。
(;´Д`)

【今日の部品代】
 エキゾーストガスケット(65324-83A):630円(×2)
 エキゾーストリテイニングリング: 150円(×2)
GTS 3/8-24スピードブリーダー:160円

2012年5月31日木曜日

2012年ユーザー車検考察(備忘録)

車検時に必要になる「納税証明書」と「自賠責証明書」を用意する為に最寄りの金融機関と同級生がやってる自動車屋さんへ行ってきた。

自賠責保険料は昨年(23年4月)の改訂によって前回より710円の値上がりになって、14,110円だった。
ただ、平成20年の改正時に20,240円から13,400円に下がった(小型二輪自動車)ことを考えればまだまだ割安感はあるかも...。

この変動する自賠責保険料の算出に関しては、損害保険料率算出機構のサイトに各種資料があるので読んでみるのも良いと思います。

自分で車検を通すまでは自動車屋さんに任せきりだったので、費用の詳細など気にしたことなかったんだけど、いろいろと勉強になりますね。
要は単純に収支の状況(税収?)によって上下するって事のようです。

あと、車検場へ持ち込み時に支払う「自動車重量税」は平成24年5月からの税改訂で「車齢13年未満」という項目があらたに追加され、うちのスポーツスターは前回まで4,400円だったものが3,800円に減額されるようだ。

本当の意味でいう「自動車検査代」としては"検査場の手数料1,400円と"国へ支払う手数料"300円の合計1,700円(平成20年1月改正)の支払いのみ。
(細かい話、申請書類一式を窓口で購入すると30円ほどプラスになります)
参考:自動車検査独立行政法人

まとめると「自賠責保険料」+「自動車重量税」+「検査手数料」+「用紙代」が"ユーザー車検"の実費費用となり、今回の場合は合計で19,640円となります。
(当然点検整備費用は自分持ちでプライスレス。www)

自動車検査(車検)」と言うけれど、実に費用の91%程が保険料と税金なんだよね。
今年度の税制改革で焦点に上がってた「自動車重量税の廃止」が結局見送りになったけど、どうなんですかね?オイラは道路は道路を使う人達で負担するべきだと思ってますが...。

ただ、バイクの場合車重も軽いわけだし道路使う面積も少ないし、も少し安くても良いかなぁ。ww
特に高速料金はかなり割高に感じるよね。

2012年5月18日金曜日

2012車検前点検整備(4)

先々週に悪天候の為中止になったツーリングへ明日出発することになった。

ガソリンを満タンにしてきた後、一通りの点検(最近そこら中バラしているので)を行い、昨年の夏以降交換していなかったオイルを交換。(走行距離3,300kmほど)

今回もエンジンオイルは「レブテック SYNTHETIC MTPオイル 20W-50」を選択。
あと、排ガス検査に有効かどうかは未知数だけど、ワコーズの"フューエルワン"も一緒に購入。

巷でかなり評価の高いエンジン添加剤。メーカーの説明は以下の通り。
ガソリン・ディーゼル兼用燃料添加剤。高性能清浄剤PEAの作用により、燃料に添加するだけで燃焼室・吸排気バルブ・インジェクターなどに堆積したカーボン・ワニス・ガム質などを除去し、新車時のエンジン性能を取り戻します。また燃料の酸化劣化や燃料タンクの腐食を抑制します。2~3回の連続使用が効果的です。
2003年のスポーツスターは"11年排ガス規制"の対象になってしまっているので、出来るだけ排気ガスをクリーンにする目論み。 一応純正マフラーは立派なものがついているけど、消音の為だけで中には触媒など一切入っていません。

結局ジェットの番手落として燃料薄くして規制クリアしてるだけのバイクなので、ノーマル状態でも合格ラインギリギリです。
前回のユーザー車検時でも、検査場内でガンガン空ぶかしして生ガス焼き切って何とか合格した経緯があります。
で、今回はそんなヒヤヒヤな検査を回避する為にフューエルワンの効果を検証してみることに。

ガソリンを満タンにしてきた後、フューエルワンを添加しようと説明書きを読むと、「燃料40~50Lに1本(300ml)を使用。」とある。

単純に考えて毎回10Lぐらいしか給油しないので、1/5(60ml)くらいずつ添加すれば1本で5回ほど使えることになる。
注意書きとして、「燃料が30L未満の場合は1%を超えないように添加してください。」とあるように、入れすぎるとカブったような症状がでて吹け上がらないそうだ。(そりゃそうだ、燃料じゃないからね。w)

60mlなら0.4%程度なので問題ないでしょう。
とりあえずこれで様子見てみることにします。

【今日の部品代】
レブテック SYNTHETIC MTPオイル 20W-50:860円(×2)
(ワコーズ フューエルワン: 1,680円)

2012年5月6日日曜日

2012車検前点検整備(3)

計画ではゴールデンウィーク最後の日曜日は近所のメンバーで伊勢ツーリングへ行く予定だったのだが、「大荒れの天気になる」との予報で中止になってしまった。(T_T)

出発時刻まで中止か決行かでかなり悩んでいたのだが、後になってみれば大荒れの一日だったので中止の判断は正解だった。

気を取り直して午後からは先日届いた補修部品を取り付け作業を行った。
'89〜XL用HD純正部品 "33900-99" ニュートラルスイッチ。

昨年末から発生しだしたニュートラルポジションランプの点灯不具合。
冷温時にはしっかり点灯するのだが、エンジンが温まると付かなくなってしまうという何とも不思議な現象だけど、ググってみると意外とある事例のようなので素直にスイッチ交換する事にした。

前にも書いた米Harley-Davidson社の輸出制限の影響の為か、普通にネットで流通していた純正部品も、多くのショップで"在庫切れ"や"取扱中止"でなかなか見つけられなかったのだが、「ハーレーパーツ あるじゃん」という、ネーミングのセンスはまったく感じられないけれど、かなり良心的な価格でパーツを販売しているショップで見つけて手配。

在庫が無かったのでアメリカ手配となっていたのだが、18日ほどかかって到着した。
スイッチ自体の構造は特別なことはないのだけれど、問題なのはスイッチが取り付けてある場所で、トランスミッション側のスプロケットの裏側にある為にアクセスするまでが大変。

なんといってもスプロケットを固定しているナットが1-7/8インチという普通ではまったく使うことのないサイズの為、このナットを外す為だけに新たにソケットレンチを購入した。

希望としてはインパクト用のソケットが欲しかったのだが、数千円もしたので諦めてAmazonで永久保証付き"STRAIGHT"製のスタンダードソケットを購入した。

で、役者が揃った所でとっとと作業にかかります。マフラー前後取り外し、リアブレーキのマスター取り外し、スプロケットカバーを取り外してやっとスプロケットが露出。

スプロケットナットの回り止めロックプレートを取り外して、鉄パイプで延長したレンチを回してみるものの、ロックツール等でスプロケットを固定していない為、ギア入れておいてもバイクが動いてしまう。(当たり前だけど....)
何度利用するか判らないソケットレンチだけでも躊躇したのに、1万数千円もする専用工具はとても購入出来ない。

事前調査では、「家庭向けのインパクトレンチじゃまったく緩まない」みたいな情報もあったけど、ダメもとで手持ちのインパクトレンチを使って緩めてみたところ思いのほか簡単に外すことができた。

ちなみにこのナットは逆ネジです。
スプロケットナットが緩んだらリアアクスルシャフトナットとアジャスターを緩めてドライブベルトを緩める。

これでやっとスプロケットが外せてニュートラルスイッチへアクセス可能となります。
取り外したスイッチはぱっと見損傷も見られず動作も新品と比較しても壊れているように見えない。
(ちなみに右側が新品のスイッチ)

「交換したら治るのか??」といった一抹の不安もあるけれど、他に策もないのでサッサと交換して逆の手順で組み付け。

スプロケットナットの締め付けトルクは"68.7Nm"でそこから「30〜40°の増し締め」となっているけれど、そんな大きなトルクレンチは持ち合わせていないので最初にマーキングしておいたロックプレートのセット位置に合うところまで調整しながらインパクトレンチで締め込んでいった。

その後はドライブベルトのテンション調整。この作業は、サービスマニュアルにも4,000km毎の点検項目にもなっているので丁度よい機会。
"4.45kg"(10ポンド)のテンションをかけ、7.9〜9.5mm(1200Sの場合)のたわみ量になるようにアジャスターナットで調整する。

日本車では当たり前に刻んであるアクスルナット付近の目盛りがハーレーにはないので、スイングアームの中心辺りに明けてある"サービスホール"と呼ばれる穴からシャフトの中心距離を左右測りながら調整する。(すごく大事な所だと思うんだけど、測定方法は意外とアバウト...)

後はせっせと組み付けして完了。
朝から激しい雨や雷が鳴ったりと大荒れだった天気も、夕方には晴れてきたのでニュートラルランプの動作確認に一回り。

しっかりエンジン温まったあともしっかりニュートラルランプは点灯するようになりました。
めでたしめでたし。

【本日の部品代】
33900-99 89〜XL用ニュートラルスイッチ:1,890円
(1-7/8インチソケット:1,540円)