2013年5月19日日曜日

フロントアクスルシャフトメンテナンス

ずっと気になっていたフロントのアクスルシャフトの固定位置。

本来であれば、フロントアクスルシャフトの右側にある回り止めに使う穴はフロントフォークとツラ位置にあって完全に穴が出ている状態であるはず。


ところが、2年前にフロントをBT-45Vに履き替えた後からフォークの中に穴の1/4くらいが引っ込んでしまっていて、いかにも不自然な状態。

どうも、タイヤ交換時になにか間違って組んでいるような雰囲気だ。
そもそも、リアタイヤがパンクしたために持ち込んだ同級生の自動車販売店。その親父さん(80近いよね?)がショベル乗りでインチ工具も持っているって事で、ついでにお願いした作業だった。

よくよく見ると、右側に入っているべきベアリングスペーサー(43358-00)も見当たらない...。
もしかしてスペーサー入れずにアクスルシャフト組んでしまって、位置がおかしくなってるのか?
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

シングルディスクのモデルならまだしも、XL1200Sはダブルディスクなので、右側のフォークも正しい位置に無いとブレーキの性能にも影響すると思われる。
そんなわけで、丸2年もそのまま乗っていて今さらなんだけど、フロントアクスルシャフトを組み直してみた。

一番心配だったのは見当たらない右側のスペーサーで、親父さんが組み込み忘れてたとすれば、もう見つからないだろうな...と半ばあきらめつつアクスルナットを緩め平ワッシャを取り外してみると...。


あった〜!! \(^o^)/
なぜか左側のフォーク外側のワッシャの下に隠してあった。www
(親父さん、シャフト通したあと余ってしまっていたスペーサーを無理矢理ワッシャと一緒に組み込んだ様子)

取りあえず、助かった。
たかが0.141インチ(3.6mm)厚のスペーサー(43358-00)だけど、ネットで探すと1,800円ほどする。(^_^;;

スペーサーが見つかって安心したところで正規の手順で組み直し。
抜き取ったシャフトに防錆対策として耐水性のあるリチウムグリスを塗布。(メンテナンスガイドブックには"アンチシーズ"の記述があるけど、かじり付くような場所じゃ無さそうなので安上がりなグリスで対応しております)

右フロントフォーク→ベアリンススペーサ(0.141")→ホイール→ベアリングスペーサ(0.515")→左フロントフォーク→平ワッシャ→スプリングワッシャ→アクスルナット

の順に通して、アクスルシャフトの回り止めの穴に棒をつっこんでナットを締め上げる。
締め付けトルクは68〜75Nm。
次にXL1200Sは右側にもキャリパーがあるので、フロントフォークの位置出し。


アクスルシャフトの穴に7/16"(11.1mm)のロッドを差し込んでおいてフロントフォークを外側へ引っぱりながら、ピンチスクリューとナットを28〜37Nmで締め込む。
取りあえず本来の姿になった...。


それにしてもアウターチューブの腐食あとが醜いな。(′Д`)
クリア剥離して磨きたい衝動にかられるけど、10年物のスポーツスターはそろそろフォークオイルの交換も考えないといけないので、その時にまとめて対策しましょう。


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