2012年1月29日日曜日

LION環境への移行(Leopard on Lion)

年越しと同時にメイン作業環境をLionへと全面移行するはずだったのだが、これがイマイチ予定通りに進んでいない。

と、いうよりか一番仕事で多用するCADソフトのLion対応バージョンがバグバグで、まともに使えないのだ...。(ToT)

メーカーにフィードバックして対応してもらうしかないんだけど、まともなビルドになるのは何時になることやら....。

一つの対策としてはこんな事もあろうかと購入しておいた"Snow Leopard"のパッケージでiMacを再セットアップし直してしまう方法もあるんだけど、Lionのインターフェースが思いのほか楽しくて、もうダウングレードしたくない。w(iCloudに移行してしまった事もあるしね)

そこでLion上でRossetaを動かす裏技が無い物かと調べてみると、なんと"VMware Fusion4"がMac OSをサポートしている事に今頃気付く。(^_^;

これは灯台下暗し。
もともと、たま〜に必要になるWindowsでの作業をMac Book上に"VMware Fusion"で構築していたのだが、使う予定も無いのに昨年のキャンペーンで新バージョンの"VMware Fusion4"をポチってしまった事が幸いした。

しかも、クライアント版Mac OS X 10.5と10.6がゲスト構築出来る唯一のバージョン4.1.0のDiskImageも手元にある。
取りあえずこれを使ってLion上でRossettaを動かせる環境を作ってみる事に。

「新規作成」から"新規仮想マシンの作成"を実行し、そのまま"10.6 Snow Leopard"DVDを挿入するとインストールOSのバージョンを聞いてくる。ここが最新版の4.1.1では、"10.5"と"10.6"のServer版しかインストールさせてくれないのだが、4.1.0ではクライアント版も選択出来るようになっている。(ライセンスの問題でAppleから止められたんだろうなと想像する、今日現在まだ入手できるサイトも発見したんですけどね...w)

インストールを実行してそのまま放っておくと、慣れ親しんだMac OS インストール画面が現れる。初回は何故かインストール途中で急にリブートがかかって失敗したのだが、再トライで無事にセットアップ完了。そのままついでに10.5もインストール。

便利な時代だねぇ、Mac OS上の仮想環境で別バージョンのMac OSを稼働出来る様になった。 残念ながらTiger(10.4)を動かす事は出来ないようなので、Classic環境(OS9)を稼働させる事は無理のようだ。


どうしてもデータ互換の関係で、Illustrator5.5やPhotoshop6の当たりを動かしたいのであれば、Sheepshaverなどのエミュレーターを利用して構築した方が幸せになれそうだけど、まだうちにはPowerMac G4などの実機があるのでそこまで頑張ってやる必要ないよね。(遊んでみるには面白そうだけど...)

せっかくLion上で稼働出来る様になった"Leopard" と "Snow Leopard"だけど、これがまた少し問題があって、Apple純正のJISキーボードをUSキーボードとして認識してしまう事と画面描写のパフォーマンスが悪くてグラフィックソフトの描写レスポンスが悪くなってしまう事。

キーボードはどうにかなるけれど、画面描写はCADソフトなどでは致命的かも。
せめてWindowsのゲスト環境で有効になるグラフィックアクセラレーターと同等のものが機能すれば良いのだろうけれど、4.1.1でMac OS(クライアント版)をサポートしなくなった所を見ると、今後アップデートで機能強化される事は期待出来ないし...。

ちなみにゲスト環境に"VMware Tools"をインストールしないと、画面解像度が"1024×768"固定になってしまうので、さっさと組み込みましょう。
理想としてはユニティモードで動いてくれるとアプリのウィンドウだけで済むんだけどなぁ...。デスクトップいくつも要らないし..。www


まぁ本来からいえばLion版のソフトウェアがまともに使えるようになれば必要ない事なので、当面の繋ぎとしては十分使える環境だと思う。

Core i7にしておいた事で理論的には8Core分使えます。仮想環境に2Core割り当てても余裕で処理出来る。合わせてメモリも16GB乗せてあるのでよほどの事がない限りメモリ不足もなさそうだ。


2012年1月17日火曜日

Adobeも不安?w

先週末(1/12)に届いていたAdobeからの「アップグレードポリシー変更」の案内メール。
内容は今年リリースするCS6のアップグレード対象をCS3まで下げてくれるらしい。www

CS5 or CS5.5を持っていない自分としては、"Creative Cloud"かCS5.5のアップグレード版しか選択肢が無かったんだけど、取りあえずCS6まではアップグレード出来るようになったって事だ。

今回のポリシー変更は、前回の"3世代前縛り"ポリシーでアップグレード対象(そもそも5.5っていうのがずるいと思うが...)にしてくれるって事で、これはAdobeも"Creative Cloud"のリリースに対し、世間の反応に自信が無い物だと推測してる。w

ようは時間稼ぎ対策で、もう少しユーザーの反応を見るつもりなんだろう...。
挙げ句に"【お詫びと訂正:お問い合わせ先 電話番号に関しまして】"なんてメールが立て続けに送られてくると、すごく動揺しているように受け取られてしまうと思うぞ。

まぁいずれにしてもユーザー側にも少し猶予が出来た事は良い事だ。
この調子で"Creative Cloud"のライセンスポリシーも根本から見直して、単品毎&お値打ちにしてくれる事を期待します。

あわてて年末にCS5.5にアップグレードしたそこの君!!、Adobeに文句入って無償でCS6にしてもらう事をお勧めするよ。w

2012年1月13日金曜日

画面共有(どこでも My Mac)の認証エラー

なんだか書きかけの記事がいっぱい溜まってるんだけど、今日は一つトラブル回避できたので備忘録。

正月休みにセットアップしたiMac。 経験上"移行アシスタント"は利用せずクリーンインストールされたシステムに必要なものだけ再インストールするのが最良だとは思っているんだけど、あまり時間がかけていられなかったため結局お世話になっていた。

心配したようなトラブルも出ず、すんなり移行できてなかなか良い感じかと思っていたのだが今日になって問題発覚。orz

会社から自宅のiMacにあるデータへアクセスする必要があったため、いつもの調子で"どこでも My Mac"を利用しようとしたところ、認証エラーでデスクトップに接続ができない。

Finderのサイドバーには自宅のiMacがちゃんと鎮座しているし、「画面を共有」ボタンを押せば認証画面までは問題なくアクセスできる。

ところがいくら正しいパスワードを打っても認証エラーになってログインできない。
ボリュームのマウントや、ターミナルからの"SSH"も接続できるのでパスワードは確かに間違っていない。

共有設定で「画面共有」が有効になっていないのかと思いきや、VPN接続したiPhoneからだとちゃんとRemote DesktopVNC接続できてしまう。
いろいろと弄くり回してみたが結局勤務中には"画面共有"の認証エラーを回避することができなかった。

自宅に戻ってMacBookから「画面の共有」してみるも同じ認証エラーで"iMac"には接続できず...。(ToT)
やはりVNC接続はできるので、これは認証システムのアルゴリズムが何か間違っていそうな感じ、そもそもPowerPCのG5からごっぞり持ち込んだキーチェーンなどがかなりおかしな事になっていそうだと思い「画面共有」「認証エラー」「キーチェーン」などのキーワードで調べてみると、なるほどいろいろと出てきます。

結局はOS Xでも採用している"Kerberos Key Distribution Center (KDC)"の認証システムで使う証明書と秘密鍵がマシン固有のものでないといけないのに、G5からもってきた物を流用してエラーになっている状態らしい。
結局はiMac用に正規のKerberosデータベースを作り直す作業が必要らしいので、以下の作業を実行。

  1. キーチェーンアクセスを起動して"kerberos認証"に関係する"証明書""公開鍵""秘密鍵"の3つを削除してしまう。(Delキーか右クリックで削除するんだけど、一見消えていなさそうに見えるので注意です)

  2. ターミナルを開いて既存のkerberosデータベースを削除。
    $ sudo rm -rf /var/db/krb5kdc

  3. 引き続き新規"kerberos認証用"の"証明書""公開鍵""秘密鍵"の生成。
    $ sudo /usr/libexec/configureLocalKDC
取りあえずこれで認証エラーは出なくなりました。
めでたしめでたし。

2012年1月10日火曜日

走り初め 〜初詣プチツー〜

近所や通勤などは年明けからちょこちょこ走らせては入るけれど、1日走り回るのは今日が初めて。

先週末からかなり本格的な寒波が押し寄せて寒い日が続いていいたけれど、「9日は少し寒さも緩む」という予報通り朝方まで曇ったおかげで霜も降りず、底冷えした感じではなかった。

それにしても小寒も過ぎてこれからが一番厳しい季節。気軽に走れる気温ではありません。
それでも今シーズンはUNIQLOの"ウルトラライトダウン"を導入していることもあって、体が冷える事はほとんどありません。

長袖のTシャツに薄手のハイネックニット、あと"ウルトラライトダウン"の上に革ジャン。これで完璧。
昔のようにモコモコ気重ねしなくても良い分、体を動かすのも楽ちんです。

"ウルトラライトダウン"は付属のポーチに収納すれば"拳"2つ分くらいのサイズに収容出来るため、脱ぎ着が出来るので春先くらいまで利用出来そうです。

話がそれたけど、日も昇った9時過ぎにぽつぽつと集まって、何となく出発。w
行き先はいろいろ検討したんだけど、とにかく「日のあるうちに戻れる場所」って事で岐阜県海津市にある"千代保稲荷神社"へ初詣へ出掛ける事にした。

やはり辛かったのは今シーズン全く対策していなかったグローブで、出発して20〜30km走った頃にはもう手がかじかんできた。
今回は高速利用がないので信号待ちの度にエンジンで暖を取りながらの走行だったのだが、日も高くなって気温が上がってきた頃にはそんな苦痛も和らいだ。

寒中ツーリングという事もあって、片道100kmに満たない道のりは2時間ほどで目的地付近へたどり着く。
いつものごとくMapFan( on iPhone )に任せっきりで走行していたのだが、3kmほど手前からすごい車の渋滞行列でまったく動いていない。

すり抜けの嫌いなメンバーの為に路地裏の迂回路をうろうろしながら神社のすぐ横までたどり着き、道路脇の草むらに駐車。w(こんな時バイクは楽ちんで良いよね)

普段お稲荷さんなどお参りした事が無いので参拝の要領がつかめなかったのだが、普段通りにお賽銭投げてお祈りしておいた。
ちっちゃな神社なのにすごい人出で、神社周りにある"おちょぼ横町"を散策してみるも食事も取らずに帰宅の途につく。

あまりの人混みだったので「最寄りのファミレスにでも入って食事しよう」と話したのだが、探すとなかなか見つからないもので、昼食にありつけたのは14:00をまわった頃だった。(ToT)

帰りは特に目的も無かったんだけど、ライコランド小牧インター店に立ち寄って見る事に...。
防寒グローブを最後まで物色したけれど、どうも踏ん切りが付かず結局何も購入せずに帰宅しましたとさ。

今回も「日が暮れる前に帰宅しようね」の目標は成就されませんでした。www
(ライコ出た時既に5時まわってたので当たり前なんだけどね。)

2012年1月3日火曜日

LION環境へ移行

長きにわたったLeopard(10.5x)時代といよいよ決別する準備に取りかかり、大掃除が終わって片付いた机の上に10日ほど放置されていたiMacを鎮座させた。

もしかしたら68000系からPowerPCへ移った時よりも長かったかもしれないな...。
PowerMacが出てすぐ導入したけど、PowerPCネイティブアプリが少なくてせっかくのCPU能力がダメダメだった。(Mac OSですら...w)

それに比べたらJaguar(10.4)から搭載したIntelエミュレーターのRosettaは秀逸だった。みんながすぐIntel Macに移行しても全く問題なくらいすばらしい出来だったと思う。
そもそも"OS X"のベースになったNeXT(OpenStep)はもともとIntel版だったんだから、作り直すのもエミュレートすることも障壁は少なかったのかもしれない。

それはさておきLeopard(10.5x)から離れられなかったことの一番大きな理由が"Apple Talk"のサポート。
Snow Loepard(10.6)からはばっさりと切られてしまったためまだ主力であった"Apple Talk"プリンターを生かすためにLeopard(10.5)に踏みとどまっていたのだ。

今回も唯一残っているOS9上で稼働しているRIPサーバーとの互換問題がまだ残っているが、ぼちぼちと解決していこうと思う。

もう一つLION(10.7)に移行することにしたのはメイン作業のCADソフトがIntelネイティブ版がやっとリリースされたこともある。
逆にそれ以外のソフトはすでにIntelベースになってしまって、アップグレードができない状態が続いていたのでやっと全て最新のものに揃える事が出来るようになった。

大晦日から始めたデータ移行作業は女房の実家へ年始の挨拶やら、酒飲んで酔い酔いになる障害を乗り越えながら3日ほどかけながら無事終了した。

なぜか最初にした事といえば、昨年9月に購入したまま放置されていた"VMware Fusion 4"のインストールと"Windows 8 Developer Prevew"版の試用。www
何のために"Start"メニューを分離したのかいまいちよく分からないけど、世間に受け入れられるのか微妙なインターフェースになってますね。(Macぐらいのシェアならアグレッシブさも許されるんだけど、Windowsほどのシェアがあると冗談じゃ済まないですからねぇ。w)

LION自体の操作感はというと、iPhone & iPadの操作感やMacBook Proなどのマルチジェスチャ入力に触発さた事もあり、純正マウスを"Magic Trackpad"にBTOして購入したiMac(Mid 2011)だが、これ面白すぎる。ww

実際LION(10.7)の新インターフェースがあってこその"Magic Trackpad"で、iPhoneのように画面に直接触って操作するわけではないけれど、手でウィンドウを操作している感覚は非常に面白い。

ただ、今まで慣れ親しんだマウスとスクロールなどが真逆になるので、慣れないと違和感あると思う。w
"システム環境設定"の"トラックパッド"でマウス操作と同じように反転できるんだけど、逆にiPhone & iPadの操作感と逆になってしまって気持ち悪かったのでオリジナルのスクロールに戻した。

マウス操作ではカーソルが画面の中を動いて目的の位置まで移動する(ドキュメントをロールアップするにはカーソルを下へ動かす)のに対して、ジェスチャはタッチスクリーンと同じように"コンテンツ"自体をつまんで動かす(ドキュメントをロールアップするには指を上にスライドさせる)のだ。

Webブラウジングはかなり楽しいかも...、まるで本のページをめくるように閲覧出来る。
iCalやiPhoto、3Dグラフィックソフトなど、コンテンツをそのままダイナミックに動かすタイプのソフトはそれなりに使いやすい。
3D CADで作ったオブジェクトをグルグル回すのはマシンスペックが飛躍的に上がったこともあってかなり快感。w

すこし古い(3年ほど前)3次元CADなので、"Core i7(2600S)"のハイパースレッディング機能が活かされるのかちょっと心配だったんだけど、レンダリング中にCPUモニタリングしてみたらちゃんと8コア分使ってレンダリングされてますね。
ソフト自体が対応しているはずはないのでOSが良きに計らってくれてるんだと思います。

CADなどの繊細なオペレーションが"Magic Trackpad"でうまく操作できるのか今後検証していきましょう。
良いところばかり書くと語弊があるので、またあらためてLIONのちょっと気になったところを報告します。