HP純正インクカートリッジがHP公式ECサイトだと、4,851円(HP 134 カラー増量 C9363HJ)で、カートリッジ交換3回分くらいで最新の複合機が買えてしまうくらいの値段だ...。しかも3色一体型なので一色無くなっただけでも使えなくなってしまうすごくエコじゃない構造。
じゃあ「独立インクタイプの新しいプリンターに買い換えれば良いじゃん」っていう考え方もあるのだけれど、現状ファックスができてコピーもできて、自動両面プリントが出来る機械が全く問題なく動いているのに買い換えるのもおかしい。
と言うわけでカラーインクも詰め替えを敢行。
さすがに三色のインクが入ったエレコムの"THH-134"のパッケージは"THH-130"より1.5倍ほど大きい。
黒インクの"THH-130"が黒タンク2本入りなのに対し、カラーはシアン・マゼンダ・イエローの各色一本ずつ。
同胞されているツール類は黒インク詰め替えキットと基本的に一緒だけど、注入針は三色用に3本入って、間違い防止用にそれぞれに色のキャップが付いていてとても親切設計。
詰め替え手順は黒インクの時とまったく同じ要領でカートリッジホルダの上面にあるガイド穴に合わせて穴を開けて、そこに注入針をセットした各色のタンクからねじ込み式のポンプで注入していく。
しいて言えば、穴の位置にあるマーキングはC,M,Yの表記より色のラベルを付けた方が判りやすくて親切かもしれない。(差込場所間違えたら完全にカートリッジがパーになります。ww)
ネジは90°回す事に5秒の休止を挟みながら、2回転(360°×2=720°)させるといっぱいになる容量らしい。
実際にはどれだけインク残量があるのかわからないので、注入針を差し込む時にいっしょにセットした吸い取り紙に溢れ出したインクが染み込みだしたら注入を止める。
今回もシアンだけがかすれて始めていたため、シアンはマニュアル通りの容量が充填されたけど、マゼンダとイエローに限ってはその半分も入らなかった。(いかにこの手のカートリッジが無駄に交換されているのかが良くかわかります)
あとは下側から付属のシリンジでインクを適量吸い出してエアー抜きします。
最後に上面に開けた3つの穴をシールで塞いで完了。詰め替え後はプリンターが管理しているインク残量が全く機能しなくなってしまうので上面のシールに"詰め替え日"と"充填量"などをメモっておくと自己管理しやすいと思います。
プリンターにカートリッジをセットしてプリンターの「ツール」メニューから「カートリッジの調整」を実行してテストプリントをしてみます。
我が家の印刷用途は事務書類がほとんどなので、全くクオリティ的にも問題ないです。
(逆に写真などを印刷したい人はこの手のプリンターは使っていないでしょうしね。)
作業はそれなりに煩雑ですが、純正カートリッジの1/3〜1/4程の出費で3回も充填出来るのでかなりお得です。
問題なのはうちの場合ではシアンを多く使う傾向にあるので、こういったキットを使ってもシアンだけが先になくなってしまうのは目に見えてます。
エレコムさんが各色単品でインクタンクだけ販売してくれると付属品の分も合わせてもっとエコになるんですけどね。w
最後に、この手の詰め替えインクは下手するとカートリッジを損傷させるし、ヘッド自体がダメになってしまえば純正のカートリッジに交換するしかないので、ある程度メンテナンスのスキルを持って挑まないと無駄な買い物になってしまうので要注意です。
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