2009年4月23日木曜日

OracleによるSunの買収


 専門家でも無いのですが、Sunは私のコンピュータ遍歴に大きく影響を与えた企業だったので、少し感想を書いておこうと思います。

 そもそも私が学生の時は、プログラムを紙テープに穿孔してコンピュータを動かしてた(FORTRAN)し、社会人になったばかりの時にはNCプログラムの作成に"CP/M"というディスクオペレーティングシステム上でソフトを動かしていました。(そのソフトも8インチフロッピーだったなぁ...)
 そんなにコンピュータに興味があった訳じゃなくて、単なる計算機として利用してるだけだった。

 当時CAD/CAMシステムは大手の企業しか導入出来ないくらい高価だったし、設計業務は当然ドラフターで手書きだったが、もともと絵を描く事が好きだったのでそれはそれで楽しんで"製図"していた。
 その後コンピュータが低価格化してきて、勤めていた会社でもCAD/CAMを導入する話が進み、その担当になった事がIT関連の仕事をするきっかけになった。

 1980年代の半ば頃からいろんな展示会や雑誌で情報を集めまくりましたが、そんな中で私のあこがれだったのがSUNのワークステーションだったわけです。(当時はミニコンって呼ばれてました)
ン千万円クラスのCAD/CAMシステムはほとんどがUNIXのワークステーションで、Motorola製68kシリーズのCPUが載ってました。
 結局予算が取れなかったのと、個人的にどうしても端末増やしてLANを構築したかったのでPCベースになったんですけどね。

 その後インターネットプロバイダの仕事に携わる機会を得て、あこがれのSun SPARCstationをオペレートする機会を得ました。
UNIXの基本もSolaris(sun os 4.1.x)から学び、数年間sunのワークステーション&サーバーをオペレートさせて頂きました。
 現在運用しているほとんどのサーバーはDELL+Linuxの構成になって、VMwareで仮想化環境を構築しています。

 MicrosoftがWindows旋風で台頭してきた頃、Sunのマクニーリ氏やOracleのエリソン氏がよくMicrosoftバッシングするのを陰ながら応援していました(笑)が、そのOracleがSunを買収してしまう時代になったのかと感慨深く多方面の記事を読んでいます。
 今運用中のサーバーも多くのオープンソースのソフトウェアに助けられていますし、Web系で利用しているデータベースも全部"MySQL"です。

 ぜひOracleにはオープンソースコミュニティの発展を妨げることが無いような舵取りをしていただきたいものです。

2009年4月22日水曜日

iPhone ワイヤレス ステレオヘッドセット化

 iPhoneのiPod機能をワイヤレスで堪能するために導入当初から物色していたワイヤレス ステレオヘッドセットですが、夏にくるiPhone OS 3.0に備えて本格活動です。

 そもそもiPhone OSがバージョン2.2あたりで"A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)"に対応していてくれれば良かったのですが、現状のiPhoneで音楽をBluetoothで飛ばすにはA2DP対応したトランスミッターが必要です。
 ヘッドセット以前にトランスミッターの選定をしたのですが、ネット上のレビューや動作確認で好印象だった米SONYの"TMR-BT8IP"をチョイス。(ヘッドセットの選定に手間取り、結局一回も使わずに"iPhone OS 3.0"の発表を聞いた時はちょっと凹みましたけどね。)

 今回ヘッドセットに"Motorola S9"を導入した事でやっと出番が来ました。
 電源はiPhoneから供給するため、とてもコンパクトにまとめられてます。逆にそのコンパクトさ故に価格が高く感じてしまう...。
おまけにパッケージも過剰梱包では無いかと...、(^_^; 30〜40個は入りそうなパッケージサイズですね。
eBayあたりだと$50〜$60くらいで出品されてるんですが、国内だと1万円越えの価格で販売されてる所もありました。
("iPhone OS 3.0"の発表があってから軒並み価格を下げてきてます。)


 諸悪の根源はSONYの日本法人。iTunesへの楽曲提供も含め、iPod関連については一切日本国内では対応しないつもりなんですかね?
ここまで来ると子供じみててなんか情けなく感じます。私も10〜20代の頃は大のSONYファンで身の回りのAV機器等はSONYブランドで固めてたんですけどねぇ...。今我が家あるのはリビングのコンポと32インチのプラズマテレビ(アナログ)だけになってしまいました。
 多分テレビも地デジ対応にする時はパナソニックかシャープになりそうです。

 操作はドックコネクタへの抜き差しと通電on/offのボタンだけ。
もともとiPhone 3G対応をうたっているわけではなく、ドックコネクタに差すと例のごとく「このアクセサリはiPhoneでは動作しません」の警告メッセージが出ます。当然「機内モードをオンにしますか?」の問いには「いいえ」で対応、問題なく動作します。
 ネットの書き込みで、「通電していなくてもコネクタに差しているだけでバッテリの消耗が激しい」との意見を見かけたのですが、自分の環境ではそれほどバッテリの消費が早くなったようには感じていません。


 コネクトして通電ボタンを押すと、すぐiPodが起動して音楽再生がスタートします。デスクトップのiTunesでもそうですが、Playerが動作して曲が再生されないとヘッドセットとペアリングが始まらないのは"A2DP"プロファイルの仕様なんですかね?
 スタートしても良いんですけど、毎回"曲のABC順"で再生が始まるのはちょっといただけません。(毎回同じ曲から再生されます)
結局iPod操作して自分の聞きたい(前回聞いていた)プレイリストなどに変更しなければなりません。※1

 まぁ、本家の"A2DP"プロファイルの実装でどういう動作になるのか確認してからですね。

#ちなみにクルマのデコシールが貼ってあるのは青色のLEDの点滅が結構明るくて鬱陶しいからです。

'09.4.25追記
※1)思い違いでした。ちゃんと前回停止した位置から再生されていました。

2009年4月16日木曜日

Appleのビジネスモデル

 最近読んだITmedia記事「iPhoneアプリ開発者は「愛」故に負けるのか?」とかMSが言い出した"Apple税"の話などについて少し違和感を覚えたので書いてみる。

 先のコラムは要約すると「0.9%のシェアの市場より大きなマーケットがあるのになぜみんなそっちを向かない?」って言ってるんだろうけど、そもそも人が集まる要因を決定するのはシェアだけなんだろうか?
 ソフト・ハードに限らず、どんなものでも最初から高いシェアをもってデビューする物など無いし、ましてシェアを獲得しているからと言って全てのものに魅力があるとも限らない。

 "Apple税"に関しては、「ユーザーはAppleロゴに500ドル払ってる」との事だが、これは今更声を大にして言うほどのことなんだろうか?
 受け取り方は別としても、それに全く気付かずに購入しているMacユーザーはいるんだろうか?
(Appleも以前にやってた"Mac君とPC君"があるので、キャンペーンについてはどちらもセンス無いとは思うんだけどね...。)

 分野は違うけど製造業にたずさわる私個人としてはアップルのビジネス戦略の成功はとてもうらやましいし、是非あやかりたいと思う。
 シェアの話に戻すと、Mr. Jobsがアップルに戻ってきた頃のカンファレンスで「Appleのシェアが低いって言うけど、ベンツやポルシェのシェアと変わらないよ」って話をしてたけど、すべてその事につきてると思う。最初からPC業界の常識から脱出するつもりでやってたんでしょね。

 製造業に限らず、物を売る商売で大成するには基本的に2つのパターン「薄利多売」か「少数高付加価値売り」しかないと思ってる。
どちらも正攻法で、本来どちらも相手のやり方を攻めるべき物じゃ無いはずなのに、PC業界は何故かバッシングし合う異常な業界なんですね。
 いずれにしても、0.9%の市場に大量のプログラマーをおびき寄せて、ロゴマークに500ドルの価値を付加させたAppleのビジネスモデルは、今のところは順調なようですね。

2009年4月14日火曜日

iPhoneのバッテリ寿命について


まる5ヶ月使用しているiPhone 3G、2〜3日前からなんとなくバッテリの消耗が早く感じるようになっていた。

特にアプリとか立ち上げて無いのに、目に見えて減っていく。
特に気になったのはiPhoneの温度。
今までゲームアプリなどで長時間遊ばないとそんなに温度上がらなかったのに、放置しているだけで暖かくなっていた。

ネットで情報集めると、いろんな意見がいっぱい出てきて余計に混乱しそう...。orz
「こまめに充電した方が良い」だの、「10%〜8,90%の充放電で使うのが良い」とか。
インテリジェント機能が付いているから過放電・過充電は防いでくれるようですが、アップルの公式サイト
リチウムベースのバッテリーを適切にメンテナンスするには、バッテリー内の電子を時々動かすことが重要です。毎月最低でも1回は充電/放電サイクルを完了するようにしてください。

との記載があるって事は、多少なりメモリー効果を起こすって事ですよね?

とりあえず何度か”10%切る所まで使ってから充電”を繰り返してみたらだいぶ落ち着いた様子。 そのうち「バッテリー交換プログラム」のお世話になるんだろうけど、この調子で2年も持つんだろうか?
2年持たないなら、7,800円のAppleCareに入った方が9,800円の交換プログラムよりお得だし...。

まあ、これからだんだん暑くなるので、もうしばらく様子見かな。

強者会恒例の花見

去る12日(日)に強者会恒例の花見を開催しました。

花見の幹事は当番制になっているんですが、今年はお役ご免で据え膳で頂きました。
幹事さんお疲れ様でした。

今年の桜は早く咲き始めたため花見まで持つか心配だったのですが、寒の戻りもあってどうにか間に合いました。
穏やかな春の日差しの中で、焼き肉が花吹雪のふりかけ状態です。

次のお楽しみは夏のBBQ大会です。

2009年4月5日日曜日

ウォシュレット修理

普段自分の興味のない機器についてはあまり手をかけたりしないんだけど、今回は無駄金使うのがしゃくに障ったので自力修理してみた。

1週間ほど前から突然2階のトイレに設置している10年物のTOTOウォシュレット(TCF-261)から滝のような水漏れが発生した。
(実はつい半月ほど前に1階のトイレに設置しているINAXのシャワートイレもにじみ出るような水漏れが発生してこの時はINAXに修理依頼してパッキン交換で事なきを得ていた。300円ほどのパッキン交換、出張費込み7,000円なり)

今回の水漏れは量が尋常じゃなかったので取りあえずバラしてみる事に...。(漏電して子供が感電などしたら大変だしね)
どうも、洗浄シャワーを作動させると水漏れが発生するらしく、便座本体の開口部(穴等)から大量に水が流れ出てくる。
カバーを取り外した状態で洗浄シャワーを動作させてみると、配管の繋ぎ目とかではなくてシャワー用の貯水タンク自体から湧き出ている様子。


タンク自体は上下のセパレート構造のものを、接着剤で組み立てて一体物になっているが、どうやら継ぎ目の接着剤が硬化&劣化して水漏れを発生させている模様。
タンクまで調査するには、かなりバラさないといけないので、ここで一端カバーを元通り取り付けてTOTOの修理窓口へ問い合わせ。

修理代は現場での判断になるそうで、交換する部品により値段が決まるのと、もしかすると修理不能で「買い換えてくれ」となる場合もあるらしい。修理依頼しないとしても、出張&調査費で5,000円ほどは取られるとの事。(まぁ、当たり前だけど...)
水漏れしている場所も場所だし、雰囲気的には「これはもう直りませんねぇ」か、もしくはタンクユニットまるまる取り替えで高額修理になるのは目に見えてる。

ネットとかで調べてみても2万円もだせば同等の便座が新品で購入出来そうだし、取りあえず自力修理することに。
タンクを単体にまで分解して、タンクの接合部をホームセンターで購入してきたセメダインの"バスコーク"(500円弱)でシーリング。
シール材が乾くのを待って、組立&テストを行い水漏れしない事を確認。

また10年くらいは持ってくれるかな?

2009年4月3日金曜日

"iPhone for everybody" キャンペーン申し込み

ソフトバンクが行っている2/27〜5/31日までのキャンペーンに本日申し込んできました。
iPhone本体の分割分には適応されませんが、既存のiPhoneユーザーでも毎月の"パケット定額フル"の上限が1,575円割引になるという事です。

一応期間限定のキャンペーンですが、早い話2年間単位で契約すれば"iPhone"及び"X"シリーズ専用の"パケット定額フル"コースから3G携帯向けの"パケットし放題"のコースに鞍替えさせてくれる感じです。ドコモでいう"ファミ割MAX50"の縛りみたいなもんですかね?
2年単位の契約で自動更新され、更新月以外での解約は9,975円の違約金が発生します。
今後ソフトバンクとの契約を解除する場合には、2年毎の4月11日〜5月10日の間に手続きしないと違約金を払う羽目になります。
(私の場合締め日が毎月10日なので...)

まあ、iPhoneがソフトバンク以外のキャリアから提供されないのであればソフトバンクと縁を切る事も無いでしょうけどね。

2009年4月2日木曜日

DesignJet ベルト交換


これも2週間以上も前の作業。(´д`;

図面出力用に所有しているHP DesignJet 488CA、1999年の3月17に購入して今年でまる10年目。
しばらく前から駆動ベルトの劣化によってインクヘッドの動作音が大きくなって来ていたのだが、とうとうプーリーからはずれるようになってしまった。
この現象も購入してから2度目で、最初の時は2003年の8月だった。
お盆の連休に入った所だったけど、電話で見積取って依頼したらすぐ来てくれて、大変助かった事を覚えている。

前回は納期に追われていた事もあって5万円ほどの修理代は惜しみもせずすぐ直しに来てもらったのだが、今回は不景気のあおりもあって自力修理を試みた。
ヤフオクで出品されていた交換用ベルトを4,700円で落札していざ作業。
こちらも"DesignJet", "ベルト交換"とかでググるといっぱいHowToページが参照出来るので労せず作業を終える事が出来ました。

中でも一番判りやすかったのは"おおくら屋"さんのページで、さすが業者さんの解説らしく、無駄のない作業マニュアルになってました。(下の方の"DesignJET430ベルト交換方法を紹介"って所に載ってます)


各部の清掃も出来て描画クオリティもまた復活しました。
ちなみにくたびれたキャリッジベルトはこんな感じになってしまいます。
うちの使用頻度だと、どうもベルトの寿命は5年程度らしい。もう一回交換して延命出来るようにベルト買っておこうかな....。