2013年5月7日火曜日

ゴールデンウィークにファイルサーバー更新

今年のゴールデンウィークはいろんな意味で忙しかった。

前半は月末の検収作業で図面の仕上げに追われ"休み"どころでは無かったし、後半連休は会社の共有サーバーのリニューアルの為、スタッフが休みに入った3日に敢行。

社内の共有データベースを"FileMaker Server 8"で運用していた関係上、ハードもPower Mac G5から更新できずにいた。

クライアント側のハードスペックが上がるにつれて"FileMaker Pro 8"では運用できない状態になってきており、データベース仕様に互換性が無くなった"FileMaker Pro 12"に置き換える都合でサーバー本体と"FileMaker Server"もめでたく更新となりました。

社内の端末が90%ほどMacな会社なので、当然サーバーもMacで行きます。
昔は"PowerMac" or "Mac Pro"をサーバー機に検討していましたが、今は"Mac mini"に"OS X Server"が最初から入っているのがラインナップされているので、そちらをチョイス。

"Core i7(2.3GHz)"のCPUは、スタッフ数20〜30人の企業であれば全く運用には問題ないです。一応メモリは16GBに増設しました。今時1万円も出せば購入出来ますからね。

コンパクトなPCでは不利だった記憶媒体周りも、今の"Mac mini"では"ThunderBolt"のインターフェースもあるし、外付けのRAID用意した方が後々の運用も楽ちん。

"PowerMac G5"の時からデータ運用は外付けRAIDだったので、データの移行は接続し直すだけで完了。アカウントを必要なだけ作成してグループを作成。
あとは共有ポイントを作って、ユーザーのアクセス件ごとに割り当て。

ちょとつまずいたのは"FileMaker Server 12"でのデータベース公開。
インストール及びセットアップはあっという間だったのだが、8→12へコンバートしたデータベースを公開しようと"データベースのアップロード"ツールを使ったのだが、データベースの選択ウィンドウにあるべきデータベースが一切見えない。

調べてみると、"Java 7"では日本語表記のファイル名が選択出来ない様子。
Java 7 for Mac OS X: [データベースアップロードアシスタント]で、全角文字を含むファイルを選択できない
"Java 6"では問題ないみたいなんだけど、"FileMaker Server 12"の最新版がすでに"Java 6"をサポートしていようなので、諦めて手動アップロードでデータベースを設置。

特にツールでのアップロードにこだわったわけでは無いのだけれど、パーミッションやらなんやら自動的にセットしてくれそうだったしね。手を抜こうと思っただけ。

取りあえずデータベースが共有出来たことを確認して、アカウント毎の共有ボリュームの見え方をチェック。
外注さんとデータの受け渡しに使っているフォルダもあるので、余分な場所まで見えてしまっては困ります。

ここでも一つつまずいた。
全てのアカウントでサーバーに接続、ファイルの閲覧が出来ることを確認したのに、連休明けて業務を再開した途端市内の印刷工場から「データサーバーに接続出来なくなってしまったんですけどぉ...?」との連絡がはいった。

電話でやり取りしいてもラチがあかないので、車で数分の外注さんまで出向いて状況を確認してみたところ、「サーバーに接続〜ユーザー名・パスワードの入力〜共有ポイントの選択」まではちゃんと進むのに、その後「オリジナル項目が見つからないため、操作を完了できません。」とエラーが出てマウント出来ない。
そのまま現場でいろいろ試しても状況は変わらず、諦めて会社に戻って検証。

外注さんが利用していた端末と同じ"Mac OSX 10.4.11"で稼働しているMacを探しログインしてみると同じようにエラーが出てマウントできない。

実は今回のサーバーリニューアルで、分かりずらかったマウントポイントの表記を日本語に変えたのだが、これがまずかった。
10.5以降であれば問題なくマウント出来るのだが、10.4以前のOSでは日本語の共有ポイントは接続出来ないことが判明。(実パス名は1バイト文字だが、Server設定で共有ポイント名を日本語にしている)

その外注さん向けの共有ポイントだけ以前の通り英語表記の1バイト文字にして無事接続が出来ることを確認。(WindowsだとXPですら問題なくマウント出来るのにねぇ...。)

思ったよりあっけなく完了したMacサーバーの更新作業でした。
新しいMacサーバーは"Spotlight Server"機能もあるし、業種柄写真データなども大量にストックしているので、あらためてファイルの管理が楽になる運用方法を検討した方が良さそうです。


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