2013年5月8日水曜日

エレコムの詰め替えインクを試してみた...

基本的に純正品ヽ(´ー`)ノマンセーな人です。

今事務仕事でメインに使っているのは、すでに購入から丸8年が経とうとしているHPの"OfficeJet 7210"という複合機。

プリントに加え、ADFが付いたスキャナー機能とファックス機能。
両面印刷ユニットも付いているので大量ページのドキュメントも合理的に印刷できるため、買い換える必要性がなくてずっと使い続けてる。

このモデルで使用されるHPのインクカートリッジはヘッドと一体式のため、常にクオリティの高い印刷品質が保てる反面カートリッジの値段が非常に高いのが難点。
黒インクの"HP 130"インクカートリッジがHP直販価格で3,900円。
カラーの"HP134"インクカートリッジがHP直販価格で4,320円。

カミソリで有名なジレットのビジネスモデルを網羅し、安価にプリンターを配って、インクカートリッジで利益を上げるプリンタービジネス。
わからなくは無いけれど、物を大事に長く使う人にとったらこれほど高い買い物は無いと思うんですね...。

そんなわけで、ちょっと浮気をして純正品一筋だったプリントカートリッジにサードパーティーの詰め替えインクを試してみた。
再生カートリッジやら怪しい互換カートリッジもあったけれど、悩んだ挙げ句"HP 130"だと3回は補充できるという"エレコム"の"THH-130"詰め替えインクをAmazonで購入。

パッケージを開封してみると千円ちょっととは思えないほど豪華なツールキットになっている。w
複数回充填できるようにシリンジに詰まった顔料黒インクや詰め替え時に純正インクタンクを保持するホルダ一。廃インクを保持できるボトルなど、とてもよく考えて作ってある。

理屈は簡単なんだけど、以外と手順が細かく決まっていて作業は思いのほか煩雑。
まずはインクカートリッジを位置決め用のカートリッジにセットし、付属のピンで注入口に穴を空ける。


次にシリンジ型の詰め替えインクタンクに注射針とオレンジ色のアダプターを取り付けて"確認シート"を貫通してから先ほど空けた純正カートリッジの穴に突き刺す。


オレンジ色のアダプターはねじ込み式になっていて、時計回りにねじ込んでいってインクを押し込んでいきます。

ちなみに"HP 130"には8回転(12ml)を注入しますが、手順書によると90°(1/4回転)回す毎に"5秒間の休止"と、充填後に"10秒の放置"が指定されているので、結局8回転回すには「ねじ込み時間 + 休止160秒 + 放置10秒」の合計3分ほどの時間をかけてゆっくり充填しなければなりません。(よそ事考えてると何回回したか忘れちゃいそうになります。)


現状どれくらいのインクが残っているのかわからないので、「確認シート」と呼ばれるものにインクがしみ出てくるようであれば、指定回転数前でも充填作業を中止するよう注記もあります。


充填後の仕上げとして5ccのインクをヘッド側から小さなシリンジで吸い出します。
その後付属のシールで充填穴を塞いで完了。
吸い出したインクは付属の"廃インクタンク"へ捨ててシリンジ類はきれいに洗って次回の作業に備えます。

あたりまえだけど、純正インクで計測されているインク残量メーターはもう使えなくなります。今後は「かすれてきたらインクエンド」と判断する以外方法は無くなります。

それより問題なのはヘッドがどれ位持つかですね。ヘッドが目詰まりするようであれば結局純正インクカートリッジを購入しなければなりません。

それにしても1回400円弱で再生できるのであればかなりお得ですね。
今のところ印刷クオリティも問題なし。



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