2013年3月3日日曜日

クラッチランプ交換

厳しい寒さが続くし、鉄が冷たすぎてなかなか触る気がしないバイク。

今日は久しぶりに暖かな日曜日になったので、手配したままで取り付けられてなかった純正のクラッチランプの取付を行った。

そもそもうちのスポーツスターは乗り始めた時から"MRC JAPAN"製のライトクラッチランプに取り替えられていたため、「重い重い」といわれている(旧車)純正のクラッチの重さを知らずにいた。w

ただ、ライトクラッチのせいなのか、日本車しか知らなかった自分が初めてのスポーツスターに乗った時は「クラッチの繋がりがぬるいなぁ...」と当初から感じていた。

ライトクラッチを組み込んだ所で日本車に比べればまだ全然重いんだろうけど、個人的にはそれ程気にならない重さだったし、特に気にもせず乗り続けていたんだけど、昨年夏過ぎくらいから持病の「1速カコン」が現れ始めたため、ミッションに異常をきたす前にノーマルのランプに交換する事にした。

作業自体はたいした事は無く、ダービーカバー外してクラッチケーブルを目一杯緩め、"MRCライトクラッチ"のランプを取り外し、純正のランプに付け替えます。

外したライトクラッチランプを純正ランプと比べてみるとあきらかにボールの転がる溝の勾配が違ってる。
純正が急激に立ち上がっているのに対し、ライトクラッチは緩やかに距離を使って勾配が付いてます。(写真右側が純正、左がMRCライトクラッチのランプ)
アウターランプとインナーランプでボールを挟んだ状態の厚みも違っているし、やはりクラッチのキレが悪くなるのはやむを得ない構造かもしれない。

アウターランプからインナーランプが抜けないようにするスナップリングは純正品を流用するのに、MRCライトクラッチにはベアリングボールが3つ付属しているのが気になって、純正ランプの手配時にボールも手配していた。

直径を測ってみるとMRC付属品が10mmちょうど(多分ミリ規格)に対し、純正OEM品は9.5mm(3/8インチ)。
0.5mmであれば、さほど影響は無いように思ったけれど、取りあえずは純正状態に戻したかったので3/8インチのボールを組み込んでみた。

後はランプアッシーを元の通り組み込み固定用のナットを締め込んでいく。よく逆ネジって書いてある文献を見かけるけど、正ネジだよね? ナットを時計回りに回せないので中心のアジャスタボルトを逆回ししてナットを締め込んでるだけのこと。

ナットが奥まで締め込まれたら1/2〜3/4回転ほど戻し、クラッチケーブルのアジャスタと合わせていい感じの場所を見つけて調整。
ダービーカバーも取り付けたらクラッチの状態を確認するために近所を一回り。

「重くなった」かって言われれば基本変わらない。ww
だってダイヤフラムスプリングが変わっているわけでも無いし、クラッチ握りきっている状態ではライトクラッチと重さは変わりない。

ただ、"握り始め"は急な勾配をボールが転がるために確実に力が要る。
渋滞にはまってハンクラ状態を続ける場合には結構握力を使わなければならないかもしれないね。

でも重さよりも"キレ"と"繋がり"の良さは重さのマイナス分を補ってあまり有るくらい応答が良くなった。
ニュートラルも入れやすいし、前より走るのがちょっと楽になったかも。w

さぁ、そろそろ空気のにおいが変わってきそうな季節です。どこか遠出したいなぁ...。


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