2014年1月8日水曜日

Mavericksの純正Mapアプリ(in Mac mini)であらためて気づいた事

ネットのニュースで『無料でWi-Fiを利用できる「Facebook Wi-Fi」が日本でも本格導入か』(by  GIGAZINE)という記事を読んでいて、昨年Mavericks入れた後に調べた事を思い出したので少々メモっておきます。


iOSで厳しいバッシングと様々なツッコミに耐え、なんとか使えるようになってきたApple純正MapアプリがMavericks(10.9)からMac OSにも標準搭載されるようになりました。


いろいろな互換性トラブルや不具合もあるそうなので会社のMac miniしか10.9へアップグレードしていないのですが、何気にこのMapアプリを使っていてそれまで知らなかった事実が判明。

Mavericksを入れた後Dockに配置された"マップ"アプリを起動してみると、なんと起動した画面にはMac mini(会社)の現在地がマークされている!?(世の中の博識な人はそれほど驚く事じゃないのかもしれないけど...)


浅学な私は最初「おぉ!Mac miniにはGPSが内蔵されていたのか?」と一瞬色めき立った。(<バカ)
でもそんな話聞いた事無いし、"システム情報"で確認してもGPSなんて内蔵されていない...。

よくよく考えると、家の"iPad mini"(WI-FIモデル)だってGPS内蔵していないのにネットに接続してマップで見ると現在地がちゃんと表示されているもんね。

ちなみに携帯キャリアから販売されているモデルにはちゃんとGPSが入ってますが、これはモバイル通信のチップ内にGPSも組み込まれているからだそうです。
なのでこのチップが搭載されないWI-FIモデルだとGPSまでもが非搭載になってしまい、利用出来ないとのこと。

で、なぜWI-FI接続だけでも現在地を特定できているのか今さらながら不思議に思って調べてみました。


早い話AppleがiPhoneのGPS使って世の中のWI-FIアクセスポイントの位置情報を片っ端から集めてデータベース化しているって事なんですね。
いや、特に内緒でやっている訳でもないし、当然そんなことでプライバシー云々なんて事は言うつもりはありません。w

iOS 7:位置情報サービスについて(アップル:サポート)
クラウドベースのWi-Fi と基地局位置サービス

位置情報サービスがオンの場合、デバイスは、公衆 Wi-Fi アクセスポイントとモバイル基地局の位置情報の Apple のクラウドソースデータベースを補強するために、近くにある公衆 Wi-Fi アクセスポイントとモバイル基地局のジオタグ付きの位置情報を、匿名の暗号化された形式で Apple に定期的に送信します。
さらに、物理的に移動 (車で旅行など) しているときに位置情報サービスがオンになっている場合、GSP が有効になっている iOS デバイスは、クラウドソースの Apple の道路交通情報データベースを構築するため、GPS の位置情報と走行速度の情報も、匿名で暗号化された形式で Apple に定期的に送信します。
Apple が収集するクラウドソースの位置情報データは、個人を特定しない形式で収集されます。
でもそう考えると、今回のFacebookのWi-Fiスポットに関してはちょっと色合いが違うのは確かです。
こちらは完全に個人の行動をデータベースに蓄える可能性がありますからね...。

個人的には悪用しないのは大前提として、良いサービスを受けられるのであれば個人の位置情報なんて収集されてもそれほど問題ないと思っているのですが、問題なのはデータは集められると盗む輩が出てくるってことなんですよね...。

まぁ、Facebookも若い世代の利用率が低かったり、伸び悩んでいるらしいので新たなマーケティング戦略として個人の位置情報までもアカウントに結びつけようとしているのでしょうね。(お店側としてはどうなんですかね?あやまって自動的にチェックイン情報がアップされるたりしたら問題になる場合もありますよね?)

過ぎたるは及ばざるがごとし...。あまりやり過ぎるとサービス向上どころか、逆にみんな離れていきかねないので慎重に運用して欲しいですね。

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