2012年10月11日木曜日

HDDクラッシュ!!

木曜日の早朝、遅れ遅れになっていた9月検収分の請求書類をプリントアウトし、朝イチ納品する予定の図面を出力しようとした時に事態は発生した。

CAD専用機と化しているPowerMac G5のプリントダイアログから「プレビュー」ボタンで出力範囲を確認しようとしたのに"Preview.app"が起動しない。

試しに単独で"プレビュー"を立ち上げようとしてもくるくるとレインボーカーソルがしばらく回った後、アイコンジャンプも止まって終了してしまう。
メモリ不足という事もないし、CPUの負荷率もほぼアイドル状態。

不思議に思いクラッシュログを確認するため"コンソール"を起動しようとしても同じ症状で起動しないし、"アクティビティモニタ"でタスクの状態を確認しても同様に起動しない。

普段再起動を要求される"ソフトウェア・アップデート"以外では電源を落としていないため、一旦再起動しようとしたのだが"Mail"等すでに起動しているアプリすら終了しない。

しょうが無く"command + option + esc"で各アプリを強制終了して、「再起動」をかけた所デスクトップから抜けた状態でフリーズ。センサーコントロールのなくなったG5の空冷ファンは爆音を上げて回り出す。(この現象たまにやると、デスク裏に溜まった埃が凄い勢いで部屋中にまき散らされるんだよね...ww)

電源ボタン長押しで強制的にシャットダウンさせるも、また暴走状態に陥って起動しなくなってしまった。(T_T)
ファイルシステムの破損かと、電源投入後"command + S"押したままシングルモードで起動させ
# fsck -fy
でファイルシステムの修復を試みるものの、"fsck"コマンドすらエラーで止まってしまう始末。

もうG5自力で直せる状態じゃないと判断してHDDを全部取り外し、他のMacへ"USB簡単接続キット"で外付け接続してみると以下のダイアログが表示される物の、まだマウント出来る状態。


この場合、傷口を広げてしまう可能性もあるため、これ以上のメンテナンスコマンドを実行するのもマウントすらしなくなる危険性もあってかなりリスキーなんだけど、状況確認とブログネタにするため再度"ディスクユーティリティ"で検証。w


当然fsckかけた時と同じで、修復できないのだけれど、一応日本語で症状を訴えてくれる分情報収集しやすくなる。

「キー長が正しくありません」で調べると大量に情報が出てくるけど、結局そのまま復旧出来る状態ではないっぽいので、これ以上インデックスが破損してファイル自体が損傷しても困るので素直にデータを抜き出す作業に移る。

OS9の時代と違ってフォルダ単位で抜き出し移植すれば済むようなファイルシステムでは無くなってしまったOSXの場合、便利なのが"Carbon Copy Cloner"。

CCCであれば、全てのファイル属性をそのままクローン化してくれるので、無事抜き出せるのであれば元通りの状態を復元できる。

途中で止まってしまう事が無いように祈りながらクローン(ディスクイメージ)化作業開始。
試行錯誤しながらデータを抜き出してくれているのか、150GBほどのデータを抜き出すのに4時間ほどかかった。

メンテナンスコマンドが修復できないほど破損しているHDDからどれほどのデータが抜き出せるのかかなり心配だったのだが、CCCが作業終了前に出したダイアログは以下の通り。


抜き出せないデータはシステム関連のファイルがないどころか、まったく必要の無い物ばかり...。w 凄いぞ"CCC"。
早速空いていた250GBのHDDをフォーマットして、抜き出したディスクイメージからリストア。(また4時間ほどのコピー作業)

丸一日費やしてまた元の状態に復旧する事ができました。

一応"S.M.A.R.T Reporter"ってユーティリティ入れたりしてHDDの損傷を事前に察知するような対策もしてあったんだけど、結局駄目でしたね。
突然のHDDクラッシュに対応するにはデータのバックアップ以上に有用な手段は無いって事で...。

ちなみに、会社の備品なんだけど、"簡単HDD接続キット"などは一つ持っているとデータの引っ越し作業にはとても重宝します。 かなりお薦め。


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