2012年6月6日水曜日

2012年 スポーツスター ユーザー車検 (本番)

なんとしても雨降りだけは避けたいバイクのユーザー車検。w

今回は台風3号が最接近するとの最悪な予報が出ていて、つい前日までどうなることかとやきもきしていたのだが、結局台風3号はかなり南側を通過して行き、ほっと一安心。

前回の車検では、余裕を持って2ラウンド目に予約していて待ちぼうけの時間が勿体なかったので今回は1ラウンド目で予約。
自宅から1時間ほどの道のりで、岐阜陸運支局に到着したのは予定通りの8:30。

1ラウンドの受付は8:45からなので、そのまま岐阜陸運支局を通り過ぎ数百メートルほど先にある"杉山テスター"という民間のテスター屋さんへ光軸調整をしてもらいに行った。

ヘッドライトは一度破損して交換しているし、ダウンステーで位置を変更している事もあって、とても自力で検査通せるような調整は出来ないので素直にプロに任せます。

基本テスター屋さんではバイクの光軸調整だけでの料金設定はないと思われるので、前回1発で合格しなかったスピードメーターと排ガス検査(特にHC値)も見てもらった。

ブリジストンのBT-45Vは前回車検時に装着していたCoker/Beckのような純正タイヤより大きな物ではないのでメーター読みどんぴしゃでいけそうだったし、【PR】ワコーズ(WAKO'S) フューエルワン"のおかげか前回引っかかったHCの値もまずまずの数値だった。

試しに前回検査員から教わった「空ぶかし数秒」を行ってみると、余裕の数値で落ち着く事が確認できたので、試験棒挿入前のは空ぶかしはかなり有用だと思われる。
事務所で1,050円のテスター代を支払い試験場へとんぼ返り。

横並びに建っている右側の背の高いビルが"岐阜県自動車会館"で左側の背の低い建物が"岐阜陸運支局"。連絡通路で繋がってます。

まず"自動車会館"に入って10番窓口で"継続検査"の書類一式(25円)を購入し、検査料(1,700円)を支払い、"自動車検査表"に貼り付けてもらう。(と、いうより貼り付けてくれる)
本来隣の11番窓口で"自動車重量税"を支払い、"納付書"に印紙を貼り付けてもらうはずなんだけど、今回は10番窓口で"自動車重量税"(3,800円)も一緒に徴収され、全ての書類をまとめて渡された。(ユーザー車検だからかも...)

書類一式を入手したら連絡通路を通って陸運支局側へ移動し、窓際の筆記台で記入見本を見ながら全ての書類に書き込んでいきます。見本通りに書くだけなので特に迷うようなこともないです。

検査申請書(継続)
自動車重量税納付書 
 自動車検査表(継続)

気を付けるとすれば、OCRシートは鉛筆での記入、その他の書類はボールペンと、書き分けないといけない事。自分はいつも"シャーボ"を持参するけど、筆記台に全部揃っているので持参する必要も無いです。あと、一枚だけ署名に捺印が必要なのでハンコも持参します。

申請に必要な書類は
  1. 検査申請書/継続(OCRシート)
  2. 自動車検査表/継続(兼 検査依頼書/手数料納付書)
  3. 自動車重量税納付書
  4. 現時点の自動車検査証
  5. 自動車税納税証明書
  6. 自賠責証明書(今回支払った物と前回分の2通必要)
  7. 点検整備記録簿
  8. 検査予約申込みのメールをプリントした物(※)
となり、一式揃えて8番窓口へ提出。※インターネットで検査予約入れてある場合は予約通知のメールをプリントしていくと良いです。予約番号を聞かれます。
一通り書類を確認されて(間違いがあればその場で訂正してくれる)、ハンコ押してもらって返してもらいます。

この時あると便利なのはA4ファイルが挟めるクリップボード。
書類一式を検査官に渡したり、検査表をスタンパーに挿入したりと煩雑な作業を繰り返すのだけれど、バイクの場合どうしても両手の操舵が必要になるので、書類を口に咥えているしか保持できなくなってしまう。
ハンドル等につり下げられる紐付きクリップボードであれば最強です。ちょーお勧め。

その書類一式を持っていよいよ検査場へ移動。
陸運支局の東側、少し離れた場所に検査場はあって陸運支局の横からぐるっと反時計回りに進んでいくと検査ラインへの入り口へたどり着きます。
岐阜陸運支局の場合、バイクの検査ラインは大型トラックと同じ5番なので、敷地の一番外側にそって進んでいけばOK。

今回この時点で9時25分、前回は2ラウンド目(10:30〜)で予約入れため、検査場入り口で待ちぼうけくらいましたが、今回は既にトラックの長い行列が出来ていて、結局検査ラインに入るまでに20分ほどかかってしまった。

検査場入り口の停止線へ止めると柄の長〜いハンマーを持った検査官が車体外観の検査をします。バイクの場合だとまずフロント側から、「は〜い、ライト付けて〜、遠目〜、ウィンカー右〜、左〜、ホーン....」といった感じで保安装置の操作を一通り指示されて実行。
その後フレームやエンジンの車台番号やマークを確認されて外観検査完了...。と、なるはずだったのにまさかのメジャー測定。(((((( ;゚Д゚)))))

純正ハンドルとほとんど同じ高さのエイプバーは車検証の車巾より5センチほど広いということで再検査(測定検査送り)扱いに...。orz

前回20センチ以上低いハンドルでもスルーだったので、ほぼノーマルと同じスタイルのエイプバーなら問題ないと思っていた。まったくノーマークだったのでショックは大きかった。(T_T)
※車検規定では車検証の数値プラスマイナス2センチだそうです。(高さはプラスマイナス4センチ)

ちなみに、車幅はハンドルバーの巾ではなく、ブレーキレバーとクラッチレバーの先端を計られます。(ハンドルの巾だけなら余裕で入ってるんだけどね...)
ただ、外観検査不合格で失格というわけではなく、そのまま検査ラインに入って機構検査は続行します。

まず、2000年以降のバイクは"平成11年排ガス規制"対象となっているので、入り口入ってすぐ左にある排ガス検査機の横に停車させます。念のための数秒空ぶかしでエンジン内の余分な物(生ガス等)を排除しておき、検査機の「測定」ボタンを押した後検査プローブをマフラーに突っ込む。

1分弱ほどの測定時間で検査機のパネルに合否判断(○×)の○が表示されて、合格。
検査機の左側にあるスタンパーに"自動車検査表"を矢印の通りつっこみ、合格のハンコをスタンプしてもらう。

その後バイク用のセンターラインに沿って車体を進めるのだが、前回の車検時には設置してあった検査機の入り口横の「ライト:1灯 or 2灯」「スピード検知:前輪 or 後輪」の選択パネルが見当たらない。

その代わり検査官が横にぴったり張り付いて全部操作指示してくれたんだけど、もしかしてバイカーのユーザー車検者が多くなってスムーズに流れなくなった為に仕組みを変更したのかもしれない。(?)

それはさておき、検査機にフロントタイヤをセットしてまずフロントのブレーキテスト。
右斜め前方にある掲示板の指示に従ってブレーキング。合格表示。
次に少し前進してリヤタイヤをセット。掲示板の指示でリヤブレーキを踏んでリヤブレーキテスト。合格表示。

次に掲示板の指示に従いニュートラルへ入れ、左側の床面にあるスイッチを踏む。
すると徐々にローラーが回転しだしてリヤタイヤを回します、スピードメーターが40kmを指したらスイッチを離す。合格表示。(今回は検査官が一緒にメーターを覗き込んでいたので外径の違うタイヤを履いてて、メーター読みで誤魔化そうとしても駄目だったでしょうねw)

ローラーのテストが終わると2〜3mほど先へ進み「ヘッドライト位置」と書かれたラインにヘッドライトの面を合わせます。
位置決めしたら指示パネルの表示に従い左側の床面にある光軸テストのスイッチを踏む。

するとタイヤがクランパーで固定され、右側から光軸測定器がバイクの前に移動してきて測定をし始めます。
注意することはハイビームにする事と、古い年式のバイクはバルブの光量が足りないことがあるので、最初からアクセル開けて光量を確保すること。(検査官もそう言って指導してくれます)
測定完了すると掲示板に合否判断が出て、見事全項目一発合格。
そのまま数メートル先のトラック用ピットの右側に設置してあるスタンパーに"自動車検査表"をつっこみ「ブレーキ、スピード、光軸」の合否結果をスタンプして検査完了。

本来これで全て完了で、検査ライン出口にある窓口でハンコをもらって陸運事務所へ戻るところなんだけど、今回車幅でケチがついてしまったので検査官の指示に従い、検査場隣にある「測定」棟へ移動。(もう一度ぐるっと外回りして入場します)

ここで精密な測定器を使って車寸を測定されます。
"車幅"で引っかかったので、ハンドルの巾だけ測定されるのかと思いきや、車検証に載っている"重量"や"タイヤサイズ"など、あらゆる箇所を測定し直されます。(((((( ;゚Д゚)))))
(オイラは特に引っかかるような改造していないので車幅の記載変更のみでOKでした)

ただ、一番最初に購入した"継続検査"用のOCRシートでは申請できなくなってしまう為、再度自動車会館の10番窓口に戻って構造変更申請手数料の300円を支払い、"構造変更"用のOCRシート(25円)を再購入するハメとなりました。(^_^;

購入し直したOCRシートへ測定結果を基に変更のある項目だけ新しい数値を書き入れ全ての書類と一緒に陸運事務所の8番窓口に提出します。(自分は真面目に全項目写し書きして消されました。w)
書類に不備がないか最終チェックされ、2番窓口に提出するよう指示され、ハンコをもらって返却されます。(以前検査証交付の受付は5番窓口だったのだが、二輪車だけ2番で専用窓口になってました)

2番窓口に書類を提出して数分。発行された新しい車検証とナンバー用ステッカーを受け取って全て完了です。
構造変更申請と測定に時間を取られた為、予定より30分ほど余分にかかって1時間以上を費やしてしまった。(T_T)

まぁハンドルなどの変更しても意外と簡単に手続きできる事が判った事は逆に勉強になって良かったかも…。www
車検に持っていく前にウダウダ悩むより、持っていって駄目なら300円払えば"構造変更"で済むって事です。(違法改造とかは問題外だけどね)

岐阜陸運支局を後にしたのは10時50分、10時くらいまでに済ませる予定が大誤算。ww
ま、台風が最接近していた日にすがすがしい晴れ空となったし、プチツーリング気分で1時間ほどの帰途へついた。

帰宅して最終仕上げ。ナンバープレートから古い車検シールを剥がして新しいシールに張り替えます。このシール以外と強烈で、毎回剥がすのに苦労します。(シール剥離剤とかあれば簡単なんだろうけどね)

最終的にかかった費用は
  • 自賠責保険料:14,110円
  • 自動車重量税:3,800円
  • 検査手数料:1,700円
  • 構造変更申請料:300円
  • 申請書類(追加分含む):50円
の、合計19,960円となりました。

次回こそ1時間以内クリアを目指して頑張る!!

2 件のコメント :

  1. いつも大変興味深く拝見しております。
    シフトパターンはどうでしたか?
    僕の場合、プライマリカバーにテープを貼りマジックで書いたら「テープは剥がれるからダメです」と言われ頭にきたのでテープを剥がし直接マジックで書きました。
    ハーレー純正もテープなのに何がダメなんだろう?
    本当に意味の無い馬鹿みたいな法律です。こんなもん走行中に見るんだろうか?
    4輪のシフトパターンと同列に考えているからおかしいんですよ。

    返信削除
    返信
    1. 長文&駄文をお読みいただきありがとうございました。
      (^_^;
      そうですよね。うちのスポーツスターのシフトパターンテープも頻繁ではないですが剥がれかけてきますね。その度に耐熱性のボンドで止め直したりしてますが...。ww

      外観の目視検査は意外と検査官によって変わるんじゃ無いかと思ってます。(陸運支局毎でも対応違うと聞きますしね)
      「シーシーバーついていればタンデムベルト要らない」なんて話しも良く聞きますが、今回の検査官はタンデムベルトぐいぐい引っぱってしっかり強度を確認していました。(今回は細かい人に当たってしまったんだと諦めてます。w)

      いずれにしてもユーザー車検の人に対しての対応は全般的には優しいと思いますよ。
      業者さんに対してはそれは厳しいそうですから...。(^_^;;

      削除