2013年4月29日月曜日

COMMANDER 2 装着

320kmほどの知多半島周遊ツーリングを終えて、いよいよ溝が無くなってきたリアタイヤ。
9,500kmで履き替えて現在17,500kmほど。ほぼ8,000kmでの交換になったけれど、"ブリジストンBT-45V"では割と普通な寿命っぽい。

ツーリングにはこれからが一番良い季節だし、5月に入れば遠出することも多くなりそうなので月末納期の図面に追われる中タイヤ交換を敢行。

自力で組替えてみたい衝動にかられるけど、自宅ではビード上げが出来ないので素直に知り合いでハーレーオーナーの整備屋さんへ持ち込みます。

バイクのリアはタイヤ組換え前の前後作業が繁雑だし、特にハーレーだと扱いの無いバイク屋さんだと、基本的に外して持っていかないと対応してもらえない。

住んでいる地域ではバイクのホイールバランスまで取ってくれるお店もなかなか無く、家の近所に"赤男爵"があって持込作業もOKだったみたいだけど、かなり工賃が高いらしいって事で脚下。w

ま、特に今回はリアタイヤだし、ウェイトも付いていないので多少のことは気にせずに行きます。ミシュランのタイヤは軽点マーク(よく見るのは黄色の丸いペイントでマークしてあるやつ)が付いていないらしいので、高度な製造技術でバランスよく成形されているんだと思い込んでおきます。


ジャッキでリフトアップして、ベルトのテンション緩めてアクスルシャフトを抜く。
スペーサー外した分の空間でベルトをプーリーから外してブレーキのキャリパーも外す。
うちのXL1200Sはボブフェンダーに換装してあるので、ナンバープレートを外せばそれほどリフトアップしなくても抜き取れるのでかなり楽ちん。

午後から娘のダンススクールのお迎えついでに整備屋さんを経由して組換えを依頼。
事前に電話入れておいた事もあり、すぐ組換え作業してもらって、ものの15分ほどで持ち帰り。


組み付け前に、普段洗車時でも洗いにくいリアホイールを磨いてみた。
梨地のアルミホイールの汚れを落とすには"激落○くん"で有名なメラミンスポンジが効果的。
洗車ブラシで擦ってもなかなか取れない梨地の凹凸にこびり付いた汚れも驚くほどピカピカになります。(梨地のせいでスポンジがあっという間に減って行ってしまいますけどね...)
仕上げはワコーズの"バリアスコート"。ちとお値段張りますが、一番のお気に入り。


綺麗にしたあとはせっせと組み付け作業。
写真取り忘れたけど、10年経ったアクスルシャフトは錆びも無くきれいな状態。ホイールの左右に入っているスペーサーと一緒に古いグリースを拭き取り、清掃してから再度グリスを塗布しておきます。

アクスルシャフト自体は回転軸でも無いけれど、グリスアップしておかないと錆びちゃうからね。高価なグリスは必要ないので耐水・耐熱性があってしかもお値打ちなリチウムグリスで十分。

ちなみに左右のスペーサーは進行方に向かって右が厚く、左側が薄いやつです。
間違えて組めばブレーキのローターがキャリパーに入らないので気付かないことは無いですが、もう一回シャフト抜いて最初から組み直すとなると腹立ちますので...。w

キャリパーを定位置に組み込む前にブレーキパッドの確認をしたところ、普段あまり詳しく調べられない内側のブレーキパッドの厚さがが3mmを切っていた。
マニュアルで指定されている1.6mm切るまでにはまだしばらく使えそうだけど、ぼちぼち手配しておいた方が良さそうです。


ベルトをプーリーに掛けて、ジャッキでほどよい高さにしておいて右側からアクスルシャフトを刺し通し、アクスルナットはベルトのテンション調整が出来るように手で締め込めるところで仮締め。

今回の作業のために新たに導入した"ベルトテンションゲージ"で張り具合を確認しながら"たわみ"を測定。(XL1200Sの場合は10pond圧をかけて9mm前後でのセット)
このあとのアライメント調整作業も考慮して、ある程度は左右のテンショナーは均一にしておいたほうが良いと思う。

ベルトの"たわみ"が規定値に入ったらアライメントの調整。
いつもの事ながら、国産バイクのようにスイングアームに目盛りが切ってあるわけでは無いので、スイングアーム前方に空いている"サービスホール"(1/8"くらい?)を使ってアクスルシャフトの中心距離を実測します。


右のテンショナーナットはベルトのテンションを決めてあるので、右を長さを基準に左のテンショナーでアライメントをとる。
サービスマニュアルなんかだとメジャーで測定したりしてますが、高低差があって測りにくいため、自分はφ3mmほどのロッドを"サービスホール"に差し込んでおいて直角もみながら"曲尺"で測定します。

アライメントも決まったらアクスルナットを本締め。
まずアクスルシャフトの先端にあいた"コッタピン"用の穴が水平位置にくるように調整しておいてトルクレンチで締め込みます。'03年のスポーツスターは81〜88Nmの指定なので、81Nm過ぎでトルク測定しナットのスリットが"コッタピン"の位置に合うところまでまし締めして位置合わせをする。


純正の"コッタピン"(割ピン)は開いたり伸ばしたりと、脱着が面倒なので、クリップタイプのピンに換えてあります。よく見かける"βピン"でも良いんだけど、見た目もスマートだしこれはおすすめ。


履き替え終わった「ミシュラン コマンダーⅡ」。
評判の良かった初代コマンダーを履きそびれたけれど"Ⅱ"で念願の"コマンダー"デビュー。130/90B16のサイズは意外と細目だけど、広めのサイドウォールは意外とカッコいいね。
性能レビューは皮むき終わったら、また後日。




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