丸7年も働いた割にはそんなに古さを感じないのはなぜだろう?
現役を退いたトランスルーセントの初代iMacやポリタンクデザインのPowerMacがまだ何台か転がっているけれど、やっぱりシンプルなデザインの物の方が飽きが来ないのは確かだ。
ま、そんなことはさておきポリカーボネートiMacから乗り換えたのは"Mac mini"。
常勤作業で使うわけでも無いし、ネットの仕事が中心(たまにクリエーティブな仕事もあるけど)なので、intel core i5でも十分。
毎度の事ながら、「OSクリーンインストール + 必要な物だけ再インストール」ってのが理想なんだけど、なんせ管理しているアカウント&パスワードの数がハンパ無い。
メール環境なんかもそうなんだけど、FTPクライアント等のログイン情報などもごっそり移さないと仕事が出来ない。
そんなわけで、今回も「移行アシスタント」の力を借りてMac OSX 10.6の環境から10.8へのお引っ越しとなった。
秀逸なツールで、大抵の物は問題なく移行できる。
お決まりのトラブルとしては、マシン固有の"kerberos"関連の"証明書"や"秘密鍵"なども移行されてしまうので、セキュアログインの整合性がおかしくなって"どこでもMy Mac"等のログイン認証が通らなくなってしまうとか、一部のアプリケーションの構成がおかしくなってしまうようなこともある。
今回も一部のアプリでちょっとトラブったので、今後のための備忘録。
まずはPhotoshop CS2でのトラブル。
これは、"Mac mini"とも"移行アシスタント"とは全く関係ないのだけれど、Adobeのソフトウェアは、ソフトウェアを消去する前にアクティベーションを解除しないと、ライセンス持ったまま解除できなくなってしまうという面倒な手続きがある。
PhotoshopやIllustratorなどのアプリは個人所有のライセンスを入れてあるので、退役するポリiMacからライセンスを解除しようとすると、何度やっても「認証サーバに接続できません」と、のたまう。
調べてみると、すでにAdobeはCS2以前のソフトウェアのアクティベーションサーバーを落としてしまっているようで、インストール済みのアプリからライセンスを外せないどころか、新規インストールしてもアクティベーションが出来なくなっているようだ。
「CS2 または旧バージョン製品、Acrobat 7 で「アクティベーションサーバーは使用できません」のメッセージについて」その代わりっていうか、所有ユーザーの使用権利保護のために起動できるシリアルキー付きでアプリ本体のダウンロードが案内されている。
名目上"ライセンス所有者"向け限定で公開しているようだけど、ある意味フリーウェアのような公開状態。www
そもそも、すでにCS2が動かせるプラットフォームも無いので、ライセンス解除出来ないからといって困るような事もなんだけどね。w
ちょっと気になったので調べてみたって事です。
それより今回一番困っているのが"Microsoft Office for Mac"。
なんだかんだ言っても"Word"と"Excel"が無いと、客先とデータのやり取りが面倒なのです。
ポリiMacには"Office for Mac 2008"がインストールしてあったので、そのまま移行すれば使えるかと思ったのに、いざ書類を開こうとすると「Office データベースに問題があります。」とアラートが出る。
指示通り"Microsoft Database Utility"で何度修復して見てもまったく効果無し...。
不思議と新規書類は作成できるのだけれど、既存のファイルは全て「見つかりません」と言って開けず、使い物になりません。(T_T)
(デスクトップにあるファイルが「見つからない」ってどういう事よ?)
"Remove Office"ユーティリティでアンインストールしてから再度インストールし直してみても状況は変わらず。
2008がMountain Lionに対応していないかと、試しに会社にあった2011をインストールしてみても全く同じ状態に陥る。(゚Д゚)ハァ?
そんなわけで、時間切れで放置状態。今だに新しい環境で"Office"が使えない状況です。
サーバーもセットアップしなきゃらならないし、ゴールデンウィーク前にかなり憂鬱...
orz
【2013/9/8追記】
実はその後自分の環境では色々な方法を試しているうちになぜか問題解消してしまって、結論のない記事になってしまっていましたが、同じトラブルに遭われた方からの情報で"Office関連ファイルの完全削除"を行うことにより復旧する事が判明しました。
「Office for Mac 2011 を完全に削除する方法」
キモはLion以降で不可視フォルダにされてしまったホームフォルダ以下の"Library"フォルダの掃除ですね。
Appleの公式の閲覧方法は以下の通りですが、どんだけアクセスさせたくないんだ!って感じの情報ですね...。w
「OS X Lion: 「ライブラリ」フォルダとは?」
当方も同じ問題でつまづいて放置状態です。何とかならんもんでしょうかね。
返信削除コメントありがとうございました。
削除「移行アシスタント」便利なんですけど結構トラブりますよね。
私の場合Officeドキュメントのソースが欲しいだけなのでMS Officeにこだわる必要は無いんですけど...。オープンソースで互換性が高いと評判の"LibreOffice"などでも十分に作業は成り立ちます。
ちなにみ全くお手上げだったデータベースエラーですが、Office2011をクリーンインストールしてもダメだったためしばらく放置状態だったのですが、"Remove office"の実行、~/Libraryやシステム内のMS絡みのファイルを片っ端から削除した後、Office2008を再度クリーンインストールしたところなぜか正常に起動するようになりました。
結局何が悪かったのか原因を特定する事が出来ていないのですが、やはり「移行アシスタント」でそのまま引っぱったファイル郡の中に何か悪さをする物があるんだと思ってます。
やはり基本に戻ってMac内に存在する"Microsoft"や"office"を含むファイルを片っ端から探して削除してみることをおすすめします。
取りあえず動くようにはなっています...。(^_^;
レスありがとうございます。こちらは2011ですが、また時間のある時に上記方法を試してみます。ありがとうございました。
返信削除ダメでした。
返信削除Microsoft関係のファイルをことごとく消して、クリーンインストールしましたが、「データベースに問題があります」の表示はアプリ立ち上げ時に絶対出てきます。アプリ自体は使えるのですが・・・。
この表示が出ないようにしたいのですが、難しそうです。
遅レス申し訳ないです。
削除いろいろ思い出しながら検証し直しておりました。
そうですか...。うちの環境はいったい何が功を奏したのだろう??
ちなみにレス頂いてから、職場のOffice2011 for Macもクリーンインストールしてみたのですが、こちらもデータベースエラーのアラートもなく正常に稼働することを確認しました。
そもそも「全て消す」って事はデータベースも存在していないわけだし、一からクリーンインストールすれば復旧して良いはずなんですけどね?(というか、うちの環境では復旧しましたが...)
ネットで検索しても有効な手立てが見つからず私も当初かなり四苦八苦しました。
どうにか正常に起動するようになると良いのですが...。
レスありがとうございました。
削除匿名だったsatoです。
office for mac 2011を完全消去するのが不十分だったようです。下記の通りに完全消去してインストールし直したら治りました!
http://support.microsoft.com/kb/2398768/ja
助かりました。
3ヶ月程の謎が解けました。
Lion 以降はユーザーのライブラリを見るのにはoptionキーを押すことを知っていたにもかかわらず、microsoft関係のファイルを消すのが不十分でした。
近々MacBook AirにWindows7を積んだりしてMac、Windowsのモバイル運用していくので、またこのブログを参考にさせて頂きます。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
satoさん
削除Lionから始まったユーザーの"Library"フォルダ隠しですが、私も改悪のような気がしてなりません。(システム保護のため"/System/Library"や"/Library"を隠すのであればまだわかるのですが、なぜユーザーのホームディレクトリを隠すのでしょうね...。)
いずれにしても 問題が解消されてなによりでした。
なんとなく治ってしまって、尻切れトンボみたいな記事になってしまっていましたのでsatoさんから頂いたマイクロソフトのサポートページ情報も追記させて頂きます。
ありがとうございました。