近所のメンバー3人で防寒装備の検証をかねて85kmほどの距離の「鳳来寺」へツーリングへ行ってきた。
もともと木曽路を北上し、開田高原〜高山〜せせらぎ街道方面へ予定していたのだけれど、さすがに11月下旬ともなるとすでに木曽は紅葉も終わってしまっているようだし、開田高原は氷も張るほど毎朝冷え込んでいる様子。
落ち葉だけでも怖いのに路面凍結などしてたら目も当てられないので、寸前になって南を目指すことに変更した。
近場では「香嵐渓」など、メジャーな紅葉スポットがいっぱいあるのだけれど、結構混んでいて渋滞に巻き込まれるのも嫌だったので、あまり行ったことの無い場所を検索し新城市にある「鳳来寺」に決定。
今まで全然知らなかったんだけど、かなり由緒のある有名なスポットらしい。
日曜日はこの秋一番の冷え込みとの予報も出てたので、近場だし9:00スタートで集合。
朝は霜が降りて真っ白だったけれど、出発した頃は気温も7度くらいには上がってたと思う。
恵那市で国道19号線から257号線へ入りひたすら南下する。
途中防寒具合を確認する為に「道の駅上矢作ラフォーレ福寿の里」で早めの休憩。
装備はというと、ヒートテックのTシャツに新作ヒートテックのフリースTシャツを重ね、その上にエアテックフリースジャケットとシングルライダースの革ジャン。
下はヒートテックタイツに革パン。
これにRSタイチのネックウォーマーとデグナーのウィンターグローブ。
懸案だったグローブも指先は冷たくはなるものの、かじかんでしまうような事はない。これなら結構な寒さまで耐えられそうだ。
再出発し、257号線から県道389号線〜県道32号線へと走り鳳来寺へ到着したのは11時過ぎくらい。鳳来寺山パークウェイからアクセスすると結構近くまで乗り物で行けるみたいだったけれど、本堂へのアクセスは仁王門のある表参道側から正々堂々アタック。w
ふもとのお土産屋さんなどが立ち並ぶ参道を歩く多くの人並みを"ドコドコ"とかきわけて、上がれる所までバイクで進み、石段が始まる直前の駐車場(有料)へ停車。
何も予備知識のないマヌケなメンバーは、寒中ツーリングの装備のまま1425段あるといわれる石段を上がり始めた。
上り始めて間もなく徳川家光によって建てられたという仁王門をくぐり、延々と山頂へと続く石段を見上げながら自分たちの装備で登っている事の間違いに気付く...。
周りの人達はストックまで完備し、完全に「トレッキングしに来てます」といった出で立ちで、Tシャツ一枚で歩いている人達もいる。
間違いに気付いた所で後戻り出来るわけでもなく革ジャンを脱ぎ、エアテックジャケットを脱ぎ、汗だくになって登っていく。
一番苦痛だったのは革パンツの下のヒートテックタイツで、革の裏地が引っかかって滑らないのでどうにも膝が曲がらない。
登るにつれて急勾配にはなるし段の高さも高くなり、心臓ばくばくな上に足もあがらなくて最悪な状態。
途中年配のおばさま方に冷やかされながらも、どうにか本堂までたどり着いた。
「鳳来寺山もみじまつり」が開催中のはずなんだけど、本堂に着いても特に主だったイベントも行われていない様子。
それよりまだ上に山頂へと続く登山道が延々と続いてる。
「上があるなら登ってみよう」と歩き出すも、もう石段でもなく単なる登山道で10〜15分ほど上がってもまったく先が見えない。
おりてくる人に「あと上までどれ位ありますかね?」と尋ねると、「20〜25分くらいかなぁ...(^o^)」との事。
その言葉を聞いておっさんはもう限界です...。orz
「後は若いもんだけで行ってきてくれ...」とメンバーに声を掛けそうになった所で全員リタイヤ。w
めでたく下山することになりました。
そもそもお昼過ぎには出発できるくらいの予定でいたのに、まだ山の上にいるのにすでに午後1時。(T_T)
陽があるうちに予定のコースを回ることは難しくなってきたので急いで下山することに。
下りは下りでまた足にくるし、結局最後まで重い革ジャン持ちっぱなし。(なぜバイクに置いてこなかったんだと反省しきり...)
唯一助かったのはヒートテックの下着だったこと。
"防寒"どころか汗ダラダラだったんだけど、普通のTシャツならビショビショになっている所だったのに、以外とサラサラ。
新しい"ヒートテックフリースTシャツ"も表地フリースなのに汗がこもらなかったのは秀逸だと思う。
ネット上でも賛否両論あるけれど、今回べたべたになっていなかったって事はそれなりなドライ性能がちゃんと備わってる事だと思う。
多分下着が透湿拡散出来ていなかったら、完全に風邪ひきコース間違いなしな状況だった。
ふもとへ降りたらもう午後2時近く、新城市街地を抜け急いで次の経由地「道の駅づくで手作り村」へ向かおうとしたのに、国道151号線でまさかの事故渋滞。orz
ここでも30分ほど時間をロスして「つくで手作り村」に着いたのはもう午後3時を過ぎていた...。遅い昼食をとってさっさと出発。
ここから本日の第2目的地「川見四季桜の里」(11月〜12月に満開になる桜があるらしく、紅葉との不思議なツーショットが拝めるらしい)へ国道301号線〜東海環状道〜国道419号線をたどって向かった。
そもそも5時には日が暮れてしまうこの時期に到底間に合うわけはなく、どっぷりと日が暮れて真っ暗闇で何も見えない小原町を通過しただけで終わり...。orz
日が暮れるとグッと冷え込んできて道路の気温計は「2度」を示している。バイクでの体感温度は多分氷点下。
日中まったく問題なかった装備もさすがに寒さを感じる。(凍えてしまうような寒さではないけどね。)
頑張ったのはグローブで、結局この気温でも指先が悴んでしまうことはなかった。
それより今回一番問題だと思ったのは「バブルシールドの曇り」だ。
ネックウォーマーを透湿性能の高い物にしたせいか、今まで体験したことがないほど良く曇る。ちょっと何か対策しないと不便でしょうがない。
結局自宅へ着いたのは午後7時を過ぎた頃。
全行程230kmほど、いつもながら全く余裕のないスケジューリングで2時間オーバーとなりました。
(ちゃんと反省会やろうね...、多分反省しないけど。www)
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