ただ以前に比べると暖機に時間がかかったり、特に最近エンリッチナーも多用しなくなったにもかかわらず、妙に燃費がばらつくようになって悪い兆候がみえていた。(酷いときは満タンで150〜160kmしか走れない事もある)

二次エアーの吸い込みで代表的な症状と言えば、「回転数がばらつく、アイドリングが安定しない。」、「アクセルオフでアフターが出る」などがあるけれど、正直その様な症状は発生していなかったので二次エアーの混入を疑った事は皆無だった。
確かに暖機が済むまでクシャミが発生したり、下り坂でアフターが出たりする事もたまにはあったけれどクシャミは燃料が薄く、アフターはエンリッチナーの使いすぎによる物ばかりと思っていた。

ということで前置きが長くなったが、今回は吸気系のシール交換です。
2003年式スポーツスターのインマニシールは"26995-86B"を2個、キャブレターシールは"27002-89"を1個が必要。(今回はヒロチー商事で手配)

一応"インテークマニホールド用"とうたった専用レンチが売っているので、シールと一緒に購入。あと、手持ちの1/4"ヘックスレンチも短くカットした物も作って、切れ端もミニラチェットで利用できるように改造。

特に左側の作業はモーターマウント外さないとまったくレンチ回せない。(T_T)
外してみたヘッド側のシールは若干ダメージがある。正直この程度で二次エアー吸い込んでいるのかは疑問だったが、距離数が少ないとはいえ10年物のゴム製品がシール性能を維持してるとも思えないので素直に交換。
ちなみにHarley-Davidson社の定める定期点検項目にはリストされていないようなんだけど、ゴム製シールは経年劣化も宿命なので定期的な交換は必要なんだと思う。
バラす事に比べれば組み付けは思いのほか簡単。 ただ、インマニの位置決めはキャブまで組み付けないと出しづらいので、仮組み&仮締めしてからそっとキャブだけ外して本締め。
このさい、シールに薄く"シリコングリス"を塗布すると一段と作業が楽になるし、シール性も高まるのでかなりお勧め。(シリコン製以外の物はゴムを劣化させる物が多いので注意です)

キャブ側のシールはパッと見損傷しているように見えなかったものの、せっかくなので一応新品に交換してみたのだが、キャブを差し込んでみると純正シールに比べて明らかに挿入抵抗がゆるい。orz
多分ゴムの肉厚が純正品より薄いせいなのだろう。
せっかく購入した新品のシールだけど、機密性に不安があったので再度ストックのシールでキャブを組み付け直した。
次回は北川商会(パーツ→吸気系→エアリーク対策部品)で扱ってるようなクオリティの高いものを手配しようと思ってる。インマニシールも改良型の強力タイプがお勧めみたいだ。
作業のてまを考えたら、少しくらい高くても良い物を付けておいた方が結局コストパフォーマンスが良いような気がする。
数時間を費やしたシール交換作業がやっと一段落した頃、手配していたパーツがもう一つ届いたのだが今日は時間切れでまた次回。
【本日の部品代】
26995-86B ハーレー純正 インテーク シール:350円(×2)
27002-89 キャブレターシール(ケイヒンCVキャプ):575円
(インテークマニホールドレンチ:980円)
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