2012年2月16日木曜日

Snow Leopardへのダウングレード

今月一番はまった作業。orz

2月に入ってすぐくらいに、開院当初からコンピューター周りのお世話をしている歯科医院の先生からお助け依頼があった。

症状を聞くとファイルサーバーになっていたPowerMac G5の電源が突然落ちるようになったらしい。
再起動すればまたしばらくは動くそうだが、そのうちまた落ちてしまうとの事。

開院当初に入れたPowerMac G5なので、かれこれ8年ほど稼働している事になる。
まぁ、そろそろダメになってもしょうが無い頃かもしれない..。

ただ、問題なのがFileMakerの古いバージョンでクライアント含め10台ほどのネットワークで顧客のデータベースと予約管理をしている事。

FileMakerも7以降であればデータ互換もあるので比較的簡単に新しい環境に移行出来たのだろうが、全てが再構築になってしまうのでずっと避けて通ってきた。

あげくに、人目につくところに置くコンピューターはMacじゃないとダメな人(意外とお医者さんとかは結構います...)なのでG5の代わりにWindows機を導入するのは嫌らしい。www

ここで問題になるのがAppleの現行機種ではRosettaが廃止されてしまい既にPowerPCバイナリなアプリは動かない。

どうしてもiMac 27インチを導入したいとの希望だったので、当初SnowLeopardでリリースされた現行iMac(Mid2011)ならば、OSのダウングレードでいけるかもしれないと提案してみる。

そもそも自前の作業環境に"Rosetta"を切り捨てられたLion入りiMacを導入するにあたって、「仕事の作業環境がLion上で構築出来なければ、最悪"Snow Leopard"に落として構築する」つもりだったので、自分の予定が人の環境で実施される事となったのだ。

安易に引き受けたのが不幸のはじまりだった。
何も疑わず単品購入してもらったSnowLeopardのリテール版をiMac(Mid2011)にセットして見るも、「このOSでは起動出来ないと」のたまう。orz

少し調べてみると、iMac(Mid2011)にプリンストールされたSnowLeopardは10.6.6で、このバージョン以降で無いと"Sandy Bridge"アーキテクチャ対応のドライバが入っていないらしい。

ところがリテール版SnowLeopardのバージョンは10.6.3。
こうなれば、別のHDDで起動出来る10.6を構築してボリューム丸ごとコピーするしかない。
交換などで余っていたHDDを旧型iMacに外付けして10.6.3を新規インストールし、真っ新なOSで起動させて一気に10.6.8までソフトウェアアップデートをかける。

これで2011年モデルを起動出来るSnow Leopardが出来あがったので、HDDミラーコピーツールである"Carbon Copy Cloner"だけを真っ新なシステムにインストールして準備完了。
あとはこの10.6.8のシステムディスクをiMac(Mid2011)にUSB接続して外付けHDDからブート。

立ち上がった所でiMacにプリンストールされている内蔵HDDの"Macintosh HD"(Lion)を消去しCCCを使って外付けHDDの10.6.8を丸ごとクローンコピー。

見事LionプリインストールのiMacが10.6.8で起動するようになりました。
とうぜんiMacにプリインストールされている"iLife"などのアプリは消去されっぱなしだけど、仕事で使う端末なので特に必要なし。

後はPowerMac G5のHDDをUSBで外付けして「移行ツール.app」を使って必要なデータを全部引っぱって無事作業は完了。
Rosettaが動く事でどうにか"FileMaker Pro 6"も稼働するようになりました。

P.S
なんとかNew iMacを古いネットワーク環境に導入して稼働させたのは良いのだけど、やはりちょこちょこ障害が発生している。
まだいろいろ引きずっている状態が続いているけど、長くなるのでまたリポートする機会があればその時に....。orz

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