2014年7月17日木曜日

iPhone5 液晶パネルの自力交換(実践)

あんなこんなで、自力修理することになった"iPhone5"
iPod Classicのバラシにかなりイライラしたことを思い出しつつ作業開始。


Lightningコネクタ両脇にある2本のネジを、普通じゃ絶対持っていなそうなくらい小さなトルクスレンチで取り外します。


その後ホームボタン側からフロントパネルを引きはがしていくのですが、困ったのはパネルの"引き抜き用"に貼付されていた吸盤がほとんど役に立たなかった...。
ヒビが入った当初ならこれほど大変でも無かったのだろうけど、ガラスパネルが細かく割れすぎて吸盤の吸い付く場所がほとんど無い...。


逆に、すでにパネル自体が粉々になってしまっているので意外と力をかけなくても引き剥がすことが出来た。

上部の爪で引っ掛けて下のネジで固定する方法なので、"iPod Classic"のカバー開けほど苦痛じゃありません。側面4箇所ほどの爪が外れればすんなりと取れる感じ。

フロントパネルが剥がせたら"カバー"で固定してある「液晶」「デジタイザ」「フロントカメラ」「スピーカー」のコネクタを外します。
ここらのプラスネジもかなり小さいので、慎重に回さないとすぐなめてしまいそう。


コネクタが外せればフロントパネルアッシーは完全に本体から分離されます。
しかし面倒なのはここからの作業。
先ず破損したパネルから「ホームボタン」「イヤースピーカー」「フロントカメラ」の三つを取り外します。


先ずは「ホームボタン」、固定金具を止めている2本のネジを外した後パネルへ"糊付け"されている"端子部"をかなり小さなマイナスドライバー等を下に滑り込ませながら慎重に引きはがします。(断線させたらアウトです)


ホームボタンのラバーパッキンに粉々になったガラス片がこびり付いてきれいにするのに一苦労...。

次に上部の「スピーカー」と「フロントカメラ」を取り外す。
固定金具のネジ×2本を外したあと、スピーカーの"端子部"が"糊付け"されているのでここも慎重に引きはがします。(写真上)



フロントカメラは特に糊付けされていませんが、上部(カメラ横)のネジ位置に1mm角ほどの樹脂のパーツ(スペーサー)があり、ばらけてしまうとどこの部品かわからなくなってしまうので注意が必要。


あとは液晶パネルの「保護プレート」を外せば移植パーツの取得は完了。
そのあと新しいパネルに外したパーツを順に取り付けていきます。

キットの中にはパーツ固定用の両面テープが付属していましたが、端子に残った接着剤で再固定出来たので自分は使いませんでした。

セットしにくいのは「フロントカメラ」といっしょにくっついている「顔センサー」(耳に当てると液晶画面をオフにするためのセンサー)。
スピーカーの位置決め用にある横長のゴムブッシュの横に丸い固定位置があるので、そこに差し込むようにセットします。

スピーカーの固定ネジも、近づけるとスピーカーのマグネットに吸い付けられてしまい、何度も繰り返してちょっとイラッとしたりします。w

パーツの移植が終われば本体とコネクタを繋いでカバーをし、フロントパネルを本体に押し込むだけなのですが、何度も落下させられた削りだしアルミフレームは思いのほか歪んでいます。


新品のパネルがそのままだと入らないため、外側から押されて中へ膨らんでいる部分をカッターナイフで削りながら押し込みました。


1時間ほどの作業で無事iPhone5は復活。「通話」「カメラ」「スピーカー」「ホームボタン」と一通りテストしてみましたが特に問題はありません。
液晶の品質もドット抜けなども無く、感度なども純正品と遜色なかったです。

慎重な作業が出来る人にはそれ程難易度が高い作業では無いだろうけど、老眼の人にはかなり苦痛な作業になること間違いなし。w

あと、この手の作業は当然Appleの保証対象外になってしまうし、下手するとiPhone自体が破損して使えなくなってしまう可能性が高いです。そこんところは腹くくって作業しましょう。


P.S
「パネル外し」時に使うためと思われる貼付されていた"シム"だけど、これってあきらかにギターなどで使う"ピック"だよねぇ...。ww


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