もしかしたら68000系からPowerPCへ移った時よりも長かったかもしれないな...。
PowerMacが出てすぐ導入したけど、PowerPCネイティブアプリが少なくてせっかくのCPU能力がダメダメだった。(Mac OSですら...w)
それに比べたらJaguar(10.4)から搭載したIntelエミュレーターのRosettaは秀逸だった。みんながすぐIntel Macに移行しても全く問題なくらいすばらしい出来だったと思う。
そもそも"OS X"のベースになったNeXT(OpenStep)はもともとIntel版だったんだから、作り直すのもエミュレートすることも障壁は少なかったのかもしれない。
それはさておきLeopard(10.5x)から離れられなかったことの一番大きな理由が"Apple Talk"のサポート。
Snow Loepard(10.6)からはばっさりと切られてしまったためまだ主力であった"Apple Talk"プリンターを生かすためにLeopard(10.5)に踏みとどまっていたのだ。
今回も唯一残っているOS9上で稼働しているRIPサーバーとの互換問題がまだ残っているが、ぼちぼちと解決していこうと思う。
もう一つLION(10.7)に移行することにしたのはメイン作業のCADソフトがIntelネイティブ版がやっとリリースされたこともある。
逆にそれ以外のソフトはすでにIntelベースになってしまって、アップグレードができない状態が続いていたのでやっと全て最新のものに揃える事が出来るようになった。
大晦日から始めたデータ移行作業は女房の実家へ年始の挨拶やら、酒飲んで酔い酔いになる障害を乗り越えながら3日ほどかけながら無事終了した。
何のために"Start"メニューを分離したのかいまいちよく分からないけど、世間に受け入れられるのか微妙なインターフェースになってますね。(Macぐらいのシェアならアグレッシブさも許されるんだけど、Windowsほどのシェアがあると冗談じゃ済まないですからねぇ。w)
LION自体の操作感はというと、iPhone & iPadの操作感やMacBook Proなどのマルチジェスチャ入力に触発さた事もあり、純正マウスを"Magic Trackpad"にBTOして購入したiMac(Mid 2011)だが、これ面白すぎる。ww
実際LION(10.7)の新インターフェースがあってこその"Magic Trackpad"で、iPhoneのように画面に直接触って操作するわけではないけれど、手でウィンドウを操作している感覚は非常に面白い。
ただ、今まで慣れ親しんだマウスとスクロールなどが真逆になるので、慣れないと違和感あると思う。w
"システム環境設定"の"トラックパッド"でマウス操作と同じように反転できるんだけど、逆にiPhone & iPadの操作感と逆になってしまって気持ち悪かったのでオリジナルのスクロールに戻した。
マウス操作ではカーソルが画面の中を動いて目的の位置まで移動する(ドキュメントをロールアップするにはカーソルを下へ動かす)のに対して、ジェスチャはタッチスクリーンと同じように"コンテンツ"自体をつまんで動かす(ドキュメントをロールアップするには指を上にスライドさせる)のだ。
Webブラウジングはかなり楽しいかも...、まるで本のページをめくるように閲覧出来る。
iCalやiPhoto、3Dグラフィックソフトなど、コンテンツをそのままダイナミックに動かすタイプのソフトはそれなりに使いやすい。
3D CADで作ったオブジェクトをグルグル回すのはマシンスペックが飛躍的に上がったこともあってかなり快感。w
すこし古い(3年ほど前)3次元CADなので、"Core i7(2600S)"のハイパースレッディング機能が活かされるのかちょっと心配だったんだけど、レンダリング中にCPUモニタリングしてみたらちゃんと8コア分使ってレンダリングされてますね。
ソフト自体が対応しているはずはないのでOSが良きに計らってくれてるんだと思います。
CADなどの繊細なオペレーションが"Magic Trackpad"でうまく操作できるのか今後検証していきましょう。
良いところばかり書くと語弊があるので、またあらためてLIONのちょっと気になったところを報告します。
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