2011年3月15日火曜日

災害時などに役立ちそうなアプリなど

この度の震災に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

連日続く東北地域太平洋沖地震の報道を身も凍るような思いで見ていたのですが、子供の頃から「来る」「来る」と言われ続けている東海地震の"強化地域"と"推進地域"に指定されている地域に住んでいる我が身としては、消して他人事ではありません。

特に日中、家族がバラバラになっている時に被る災害では家族の安否を確認する事の大変さを報道を見ていて痛感する物がありました。

この機会に少し役立ちそうなアプリを探して見ようかと、検索してみると既にアップルがiTunes Storeで「災害対策アプリケーション」(リンク先はiTunesが起動します)をすでに特集していました。

Softbankが遅ればせながら公開した「災害用伝言板」アプリを筆頭に、定番の「Skype」「Twitter」等のソーシャルネットワーク系や"NHK"や"BBC"等のニュース系アプリもあります。

特に「家庭の医学」などのように今回の震災被災者のために期間限定無料開放されている"有料アプリ"などもあります。作者(メーカー)の心意気に敬意を表したいと思います。

この中でお勧めだと思ったのが、「Viber」というIP Phoneアプリ。
災害時の電話回線は、キャリアの交換機がパンクしてしまって繋がらなくなってしまうのは周知の事実ですが、このアプリを使えばネットワーク(3G or Wi-Fi)に繋がれば音声通話が可能です。

良いのは、普通にアドレスブックの電話番号へかけることが可能であること。
"Skype"などのIP Phoneは通常アカウントを取得してからでないと通信できないのですが、このアプリは初回のセットアップ時に自分の携帯番号をVoIPサーバーに送信すると、認証コードを送り返す事で携帯番号をサーバーに登録してくれる仕組みのようです。

結局のところ「Viber」アプリがインストールしてあるスマートフォン同士しか通話は出来ないのですが、アドレス帳からアプリがViberがインストールされていない番号にかけようとすると、「この相手先への通話はViberが利用できないので、契約してるキャリア経由でかけて"Viber"をインストールしてもらってね」みたいなメッセージが出ます。

逆に、"Viber"がインストールされている番号はアドレスブック上に"Viber"のロゴが自動的にマークアップされますので、誰の携帯に通話できるか判断できます。
ちゃんとプッシュ通知にも対応していて、アプリを起動しておかなくても着信してコールします。

うちの妻もiPhone使いなので、災害時通信用に早速セットアップしておきました。
このアプリが普及して、みんなが一斉に通話した時にどれくらいVoIPサーバーが対応できるのかは少し疑問ですが、現時点ではすばらしくクオリティの高い音声通話が出来ています。

これってAndoroid版があれば、もしかして異キャリア同士でも無料通話出来てしまうのかな?

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