2014年5月28日水曜日

2014年 スポーツスター ユーザー車検 (本番)

事前点検で排ガス(HC)の値だけがクリア出来ていない状況だったけれど、本日の1ラウンドに予約を入れていたため早朝から岐阜運輸支局まで出っ張ってきました。

何はともあれ、不安を払拭するため「杉山自動車(テスター場)」さんへ直行。
定番の「光軸」と、リアタイヤが初めての"ミシュラン コマンダー"だったので念のため「スピードメーター」測定。
あとは懸案の排ガス数値測定。

担当してくれたお兄さんは慣れた手つきであっという間に「光軸」を合わせてくれて、続いてスピードメーターもメーター読み"40km"ドンぴしゃでブザーが鳴る。

バイカーの「排ガス検査」依頼がよほど無いのか、

兄さん:「え?このバイク排ガス検査あるの?」
オイラ:「平成11年排ガス規制クリアしないと車検通らんのです...」

といった会話を交わしたあと、テスターのプローブを挿入。w
やはり"CO"は3%程しか上がらないが、"HC"の値はぐんぐん上がっていく。
メーターを見つめながらお兄さんがおもむろに

兄さん:「このバイク、アイドリング上げられる?」

と、聞いてきたので、待ってましたとばかりにアイドルスクリューを締め込んでいく。
2,000回転ぐらいまでアイドリングを上げたところで

兄さん:「バイクの検査基準値知らんけど、これなら十分通るよ」

との事。テスター覗き込むと900ppm代の数値になっている。自動車の規制値が"1,200ppm"なので、そこをクリアするようにアドバイスしてくれたようだった。

ここ二日ばかりもやもやしていたものがこれで一気に晴れた。これなら楽勝で検査をクリア出来る。事務所の窓口でテスター代「1,080円」を支払って、ルンルン気分で岐阜陸運支局へ向かう。

正直2,000回転なんて、普段街乗りしている時の回転数だ。ww
さすがにアイドリングの時から2,000回転も回してると鬱陶しすぎるので、1,500回転まで落として検査を受けることにした。(1,200回転以上回せば2,000ppmはクリア出来そうだったが、余裕無いのも怖いのでね)

継続検査の書類一式を購入すべく"自動車会館"の「10番窓口」へ向かったものの、まだ事務窓口が開いていない...。orz(窓口業務は8:30からなのだが、この時点で8:25分)
数分待って「書類一式」と「検査費用(印紙)」を購入し、隣の「11番窓口」で「重量税(印紙)」を支払う。

その後「陸運支局」の建物に入って書類の記入を済ませ「8番窓口」へ提出。
(詳しい事務手続き内容は「2012年 スポーツスター ユーザー車検(本番)」をどうぞ)

全ての書類にハンコをもらっていざ検査レーンへ。


窓口も一番最初だったし、かなり早く検査レーンへ入れるかと思いきやすでに数台のトラック&バイクが並んでる。(′Д`)
しかもこの時点で8:50分、検査が始まるのは9:00から...。
結局検査レーンに入れたのはそれから30分ほど経ってからだった。

検査棟前で今回もしっかりメジャー測定されました。
入ってすぐ排ガス検査。念のため「空ぶかし数秒」後プローブ挿入。CO,HC共に「○」
続いてフロントブレーキテスト。「○」
次にリアタイヤをローラにセットしてスピードメーターテスト。「○」
そのままリアブレーキもテスト。「○」
少し前進して光軸検査機のラインに停車し光軸テスト「○」
(アイドリング上げてるせいで吹かさなくても光量もバッチリw)

検査の所要時間15分ほど。三回目にしてやっと一発合格達成です。
あとは検査棟出口の窓口でハンコをもらって陸運支局の「7番窓口」へ書類提出。

数分ほどで「6番窓口」で新しい車検証とシールが交付され全ての作業は完了です。
今回の車検諸費用は以下の通り。

  • 自賠責保険料:13,640円
  • 自動車重量税:3,800円
  • 検査手数料:1,700円
  • テスター場費用:1,080円

の、合計20,220円となりました。


三回目にしてやっといろんなコツをつかんだ感じです。
久しぶりの清々しい気持ちで帰途につきましたとさ。めでたしめでたし。

【追記】
吸気系のセッティングはノーマル状態で挑みましたが、やはりガスは異常なほど薄くなっていたように思います。
車検前夜に再点検した時に見た真っ白に焼けたプラグや、陸運支局までの往復高速走行中に感じた普段では感じない内股への熱気。


車検当日は「今年一番の暑さ」と気象情報も出てたけど、それでも5月だというのに帰宅時に見たオイルタンクの温度計は100度近くまで上がってる。(′Д`)


こりゃ太股も熱いわけだ...。
これはガスが薄すぎて高温燃焼してる状態に違いない。さっさと濃い目に燃調しないとエンジンにダメージ与えそうです。

2014年5月26日月曜日

2014車検前点検整備(4)

今週の「ユーザー車検」本番に備え、友達がやってる車屋へ「自賠責保険料」支払いに行ってきた。
2012年の保険料14,110円から13,640円に値下がりしていて、消費税増税後何もかも値上がりしていたところで、ちょっと嬉しい。w

ところがそのプチ幸せな気分をぶちこわす出来事が発生。
保険証書作成してもらってる合間に、先日のカーボンまみれのエンジンのことが気になっていたので念のため「CO/HCテスター」(排ガス検査機)で数値を計ってもらったのだが...。"CO"が5.8%、"HC"は3,000を超えてきている...。orz


ちなみに「平成11年排ガス規制」の合格基準は
CO:4.5%以下
HC:2,000ppm以下
となっていて、とても合格出来る数値じゃ無い。(T_T)

あり得ない。全て純正状態に戻ってるはずだ...。
空ぶかし数秒で生ガスを焼き切ってみてもまったく数値は変動しない。

プチパニックになりながら冷静に点検項目を思い返してみる...。

「あ〜! ミクスチャー空けたまま戻していない!! orz」

チンチンに熱くなったエンジンもさておき、純正エアクリボックスと純正マフラーの連結管のせいでまったくキャブレターにアクセスが出来ない。
取りあえず明日また測定だけしてもらう約束をして帰宅した。

2003年のXL1200Sの純正ミクスチャーは、いっぱいまで締め込んだ状態から1と1/8回転戻しの位置。
最終的なセッティングで2回転戻しの位置まで開いていたので、それを純正位置まで締め込んでみた。

【5/27追記】
果たしてミクスチャーを7/8回転締め込んだだけで、どれほど数値が改善するものか一抹の不安を覚えながら再度数値だけ測定しに出向いた。

当然お店に行く前に10kmほど走り込んで完全に温まった状態でトライ。
"CO"の値は劇的に改善して4%を切るところまで下がったのだけれど、"HC"が全くダメ。
ほとんど前日と変わらない数値(なぜ?)。

明日は車検本番だと言うのに、これは由々しき問題です...。
さて、あと半日で対策できる手立てはあるのだろうか...。orz

【5/27再追記】
帰宅後子供たちを風呂に入れて寝支度を整えたあと、夜遅くに再度点火系の見直し。w


仲間内では「メカニック博士」と慕われる同級生(旧車乗り)に"HCの値が高すぎる"相談をしたところ、「COの数値が悪くないのであれば、点火系の不調しか考えられん」との意見を聞いて居ても経っても居られず、また分解。

面倒なXL1200Sのツインプラグをタンクまで外して総点検したのだが、きれい(というより真っ白)な焼け具合で、どう考えてもプラグやコードなど、点火ミスを起こしている要因は見られない。

これはもう「ガスが薄過ぎて失火」してるって事に結論づけ、あとはアイドリング調整でクリア出来ることを祈って組み上げた。
すでに夜中の11時(w)、明日の本番に向けて不安は残ったままだけど全ての点検整備を終えました。

2014年5月25日日曜日

2014車検前点検整備(3)

来週は車検場の予約を取ってあるので今週末で全て片付けなくてはなりません、怒濤の点検整備です。

先ずは吸排気関係の社外パーツを全て取っ払い、前後ブレーキフルードのチェック。
ここしばらく燃調を濃いめに振っていたためかエキゾーストガスケット周りには酷いカーボン汚れがびっしり。

まだガスケット自体はそれ程悪くなっていなかったけれど、念のため排ガス検査を有利に通過するためにカーボンで真っ黒になったガスケットを新品に交換。

CVキャブのジェット類を全て純正状態に戻す。
メイン:#200 → #185
スロー:#48 → #42
ジェットニードルのかさ上げ:1.5mm(3枚)→ 0mm

その後車検時以外には取り付けられた事の無いピカピカの純正マフラーとエアークリーナボックスを取り付け。

ついでの「念のため」でタンデムベルトを「二人乗り仕様」の基準を満たすために取り付け。


昨年の8月以来(2,500km)のオイルと前回の車検時以来のミッションオイル(8,300km)も交換。
エンジンオイルは今までずっと100%化学合成油を使い続けてきたけれど、ブローバイの吹き返しなどが結構醜いのでオイルフィルター交換ついでに"レブテック"の「半化学合成油」に切り換えてみた。


エンジンオイルはかなりの汚れようで、真っ黒けだったがまだ粘度は残ってた。
ミッションオイルに関しては結構"透明感"もあって「まだ行けたかな?」な感じだけれど、ドレンプラグに付着した大量の"スラッジ"を見ると、定期的に交換するのも悪くないと思います。


後はユーザー車検の書類といっしょに提出する「点検整備記録簿」の項目に沿って細かなところまで測定や清掃を行いチェックしていく。
ブレーキパッドは昨年eBayで購入済みだったけれど、まだ2.5mm程の厚みがあったため今回は時間の都合上見送り。(整備マニュアルでは1.6mm以下の場合「交換」となっている)

タイヤは前後とも交換したばかりだけれど、「点検整備記録簿」に"溝の深さ"の記入欄があるため実測して記入。

これにて車検前点検検整備は完了です。
あとは本番を迎えるだけなんだけど、なんとなくエンジンに付着した大量のカーボンが気になるところ...。(燃調が濃いまま「フューエルワン」使ってても意味なかったかも...)