吸気系カスタムのために入手したスクリーミンイーグルのハイフローキット(29041-88B)なのですが、取り付け作業時に少し試行錯誤したので、自分なりの検証を少しメモ。
すでに絶版品で中古品しか手に入らなかった事もあり、入手した時の状態は右の図の(5)フィルタカバーの支柱がすでにバックプレートに取り付けられていました。
何気に違和感を感じたのは、フィルターカバーの取り付け面が平らだったことです。
フィルターカバーの取り付け穴は、皿ネジに合わせてテーパー状にバーリング加工(プレス加工用語です...)されているのに、締め付け面である支柱の端面が平らなのは構造設計上おかしいと思ったからです。
取り外してみるとこの支柱は端面がテーパー状に加工されている側と平らな面に座グリ加工がしてある面とで明らかに取り付け構造が違います。
「これは絶対組み付け間違いだ」と思い座グリ面をバックプレート側にして組んでみたのですが、これがまたおかしい。
バックプレート側の取り付けボルトも皿ネジなのだが、ネジのテーパー部が支柱の座グリのエッジにあたって締め込み切れない。(バックプレートから0.5mmほど浮いてしまう状態)
ネットで検索してみるとやはり吟味している人も多少いて、皆さん結論的には支柱がちゃんと締め付けられるテーパー面をバックプレート側にして組まれてる様子。
(初期の取説には"テーパー面がフィルター側"とうたってあった物が、改訂版で"テーパー面がバックプレート側"に変更されてるそうです...)
納得いかないが、もとの通りに支柱を組み付けてフィルターもカバーも組み付けてみたところなんとカバーがフィルターを押さえきれずに外周に光がもれてるではないですか!
これでは、フィルター面から吸気するより外周から吸気してしまいます。
やはりこれは設計上おかしいと確信し、自分の信じるままに再度座グリ面をバックプレート側に変更。
ただしそのままだとバックプレート側の皿ネジが干渉して浮いてしまうため、支柱の座グリのエッジを1mm程度面取りを行った。
結局それだけでちゃんと支柱はバックプレートにしっかり締め付けられ、フィルターカバー側もテーパー面でフィルターを受け、取り付けネジのテーパーが支柱のテーパー面と面接触するようになりました。
すでに何年も前に絶版になっているパーツにそんなにこだわってレポートするほどの事でも無いんだけど、思うにマニュアルが改訂されたのは支柱の浮き(締め付け不足)でクレーム付いたから向きを逆にさせて回避しただけのような気がするんだけどなぁ....(^_^;
仕上げのトリムカバーはボディカラーとのコーディネートもかねてオリジナルの旧タイプじゃないやつ付けてみました。
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