理由はついでにやりたかった腐食したアウターチューブの磨き作業。
月末でかなり余裕も無いところだけど、ゴールデンウィークにバイクに乗るために作業を敢行。
この手のアウターチューブ腐食が問題なのはクリア塗装の下にあって通常の磨き作業では落とせないって事。
正攻法だと、まず剥離剤でクリア塗装を剥がしてからの磨き作業なんだろうけど、そんな手間を省くため今回は「オフセットサイザル」なるアイテムを導入しての時短作業。
このセットには「粗磨き用(ピンク)」と「仕上げ用(白)」のバフ研磨剤がついていて、サイザルに塗布しながら磨き作業を行う。
作業前にまずフォーク側面に貼り付けてある"リフレクター"を釣り糸で両面テープを切りながら剥がし、念のためアウターチューブ上部のダストカバーも外して粉じん防止のためにマスキングを施した。
以前に粗めのペーパーで少し磨いてみたが、とてもじゃないけれど腕が疲れてしまって作業が続かなかったのだが、「オフセットサイザル」に"粗磨き"研磨材で作業を始めるとあっという間にクリア塗装まで剥がせてかなり楽ちん。w
しいて言えばグラインダーでの作業なので、あまり複雑な形状物には不向きだが、鋳物肌ぐらいなら結構きれいに磨ける。
一通り腐食もなくなったところで研磨剤を「仕上げ用」に切り換えてまたひたすらグラインダー作業。
この時点で既にアルミポリッシュな状態になっているのだが、グラインダーではムラがどうしても残ってしまうので仕上げにワコーズの「メタルコンパウンド」を使って光沢を均一にならし磨きをして完了。
もう少し頑張れば鏡面仕上げくらいまで磨けるのだろうけれど、どうせすぐくすんじゃうし、ポリッシュ仕上げくらいの方が他のパーツと見た目のバランスも良いので今回はこれまで。
純正状態のようにクリアーラッカーでコーティングする手もあるけれど、また腐食したりすると面倒なので、いつでも磨ける素のアルミポリッシュ状態のままにしておく。
あと、サイドに貼り付けてあった「リフレクター」はそもそもアメリカの保安基準で取り付けてあるだけらしいので、この際外したままにしておきます。(日本の法令には引っかからないようなので...)
後はせっせと組み上げます。
BT-45Vの時はフェンダー付けたままでホイルを外せたので、先にフェンダーを仮付けしてからホイルを取り付けようとしたところタイヤがボルトに干渉して入らない。(゚д゚)!
メーカーのカタログスペックだと1mmくらいしか変わらない数値なんだけど、「MICHELIN COMMANDER II」は"BRIDGESTONE BT-45V"より若干太いみたいだ。
なんとなくむっちりした感じに見えたのは実際に太いためだった。
組み付けて順と締め付けトルクは以下の通り。
- アクスルナット固定(68〜75Nm)
- キャリパー固定(34〜41Nm)
- フェンダー仮付け
- フォークを何度かストロークさせて各部を馴染ませる ←ここ大事
- 右フォークを位置決めしてアクスルシャフトの固定(28〜37Nm)
- フェンダーの固定(11〜18Nm)
これでやっと1ヶ月ぶりに走行出来る状態に戻りました。w
早速火を入れて近所をグルッと一回りしたのだが、K591/BT-45Vに比べ全くハンドリングが違う!!
まず直進性能が非常に良くなった。(簡単に両手放しが出来るようになったww)
ただ、それに伴いコーナーでの切れ込みが全くなくなった...。
そもそもK591もBT-45Vも19インチらしからぬ切れ込み感を感じていたので、やっと本来の19インチらしいハンドリングなのかもしれない。
もう少し乗ってみないと詳しく検証出来ないので、詳細なインプレッションはまた後日。
明後日ツーリングの予定だけど、かなりの確率で中止になりそうな気象予報です...。(T_T)
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