使っているスタッフによると、ここ一週間前くらいから突然の電源断が発生するようになったらしく、昨日からは立ち上げるとすぐ落ちてしまう状態だとのこと。
正直一番嫌なタイプの障害。
調査してみると何事も無く動いたりして修理に出すべきか判断に悩むシチュエーションが多いのだ。
一旦預かって自分のデスクへ持ち帰り現象を確認してみると、報告の通りデスクトップが現れて1分も経たないうちに突然全ての電源が落ちる...。(′Д`)
"D"キーを押しながら起動して"Apple Hardware Test"を実行しようとしてみるも、電源が落ちて先へ進めない状態。
普通に考えたら完全に電源ハードウェア不良の可能性が大なのだが、古来Macのトラブルには必ず行うおまじないがあるので先ずは試してみる。
"PRAM"のパラメーターがこんなに電源を不安定にさせるのも考えにくいけれど、あくまで念のため。それより"SMC"のリセットは効果が見込める。
通常"SMC"のリセットでは完全に電源元を断ってリセットするのだけれど、"MacBook Air"等のバッテリーが取り外せないタイプのMacには特別な方法があって、サポートページの下の方に「ご自身で取り外しできないバッテリーを使用するポータブル Mac で SMC をリセットする」という項目で載っているのでそこの解説を参照。
何度か"PRAM"、"SMC"のリセットキーを試してみると嘘のように電源落ちが止まった。w
一時的なものなのか?はたまた本当にソフトウェア障害だけなのか?
取りあえず電源が安定したところで改めて"Apple Hardware Test"の実行。
「□全テストを実行します」オプションもチェックして更に負荷もかけてみる...。
無事終了。
その後"MacBook Air"のリコール情報をネットで検索してみるとドンぴしゃの製造時期で
MacBook Air フラッシュストレージドライブ交換プログラムなるものが発表されている。
電源障害とはなんとなく無縁ぽいのだけれど、ストレージに問題があるのも放っては置けない。
該当機種かどうかのチェック方法は
お使いの MacBook Air のドライブが本プログラムの対象となるかどうかを確認するには、Mac App Store にアクセスして「アップデート」をクリックし、「MacBook Air Flash Storage Firmware Update 1.1」を選択してください。このファームウェア・アップデートにより、お使いのドライブが本プログラムの対象となるかどうかが判断されます。必要な場合は再びこのページにリダイレクトされます。との事だったので"Mac App Store"を起動してみたものの、肝心の「MacBook Air Flash Storage Firmware Update 1.1」がリストアップされない...。
しょうがなくAppleの「サポート」ページから「MacBook Air Flash Storage Firmware Update 1.1」をダウンロードして実行しようとしてみたのだが「OS X 10.8.5以上が必要」との事でアップデートしてくれない。(T_T)
"Mac App Store"にリストアップしないのはOSのバージョンが該当しないからだったらしく、リコール対象か判定するためにはOSのアップデートもしなくてはならないらしい。
正直電源の安定が一時的なもので、OSのアップデート中に落ちたりしたらそれこそ目も当てられないのだが...。
意を決して購入以来アップデートしていなかったソフトウェア郡を片っ端からインストール。プログレスバーが伸びていく最中ずっと「落ちないでくれ〜」と心の中で祈りながらの作業。ww
そして最終的に「MacBook Air Flash Storage Firmware Update 1.1」の実行と"SSD"のリコール対象のチェック。
全て何事も無かったように終了してしまいました。「MacBook Air フラッシュストレージドライブ交換プログラム」の対象機種にも該当していないようです。orz
その後念には念を入れて、"YouTube"の中で"PV"を大量に集めたプレイリストの再生を半日ほど再生しっぱなし状態にして放置。
途中かなりボディも熱くなって冷却ファンなども唸りっぱなしになりましたが一度も電源が落ちる症状は現れませんでした。
いずれにしても症状が現れなくなってしまったので一旦スタッフにお返して「しばらく様子を見て下さい」とだけ伝えて作業は終了。
あれだけ見事な電源落ち障害がコントローラーのパラメーターだけの不具合なんでしょうかねぇ? 正直不安です...。Appleさん。
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